柏書房営業部です。全国的な猛暑の真っ只中ですね。これだけ暑いと会社が自宅から歩いて行ける距離にあって欲しい気が少しばかりしてきます。この季節に欠かせないのは冷房ですが、体質や風の当たりやすい場所にいるかなど、条件が異なり感じ方がさまざまな人がいるなかで、適切な温度設定を見出すのは難しいものです。弊社では誰でも容易に空調の操作が可能なので、思い思いに上げ下げした結果なんとなくいい塩梅になっているのだと思われます(もしかしたら我慢している同僚がいるかも……?)。
さて今月の柏書房の新刊は3点。韓医学にかんする人類学のパイオニアが、フィールドワークの記録を用いて、複数の身体・医療・世界を臨場感たっぷりに描き出す学術ノンフィクション『二つ以上の世界を生きている身体――韓医院の人類学』、民主主義=反民主主義? 民主主義そのものに隠された反民主主義的な信念を思想史と実践の道程から剔抉する『民主至上主義』、私たちの生活空間や有用な時間との関係について問いかけ、よりよい暮らしのための新しい都市の在り方=15分都市モデルを提案する『15分都市――人にやさしいコンパクトな街を求めて』です。
『二つ以上の世界を生きている身体――韓医院の人類学』
キム・テウ 著
酒井瞳 訳
本書の「はじめに」と「1章」の途中までを下記の記事で公開中です。ぜひご一読ください!
『民主至上主義』
エミリー・B・フィンレイ 著
加藤哲理 訳
『15分都市――人にやさしいコンパクトな街を求めて』
カルロス・モレノ 著
小林重裕 訳
『二つ以上の世界を生きている身体』、『民主至上主義』、『15分都市』は、3冊とも8月22日(木)の配本予定です。
来月の新刊は1点を予定しております(今月比少!?)。それではまた次回もよろしくお願い致します。