「魔法科高校の劣等生(20) 南海騒擾編」感想・ネタバレ
どんな本?
『魔法科高校の劣等生』は、佐島勤 氏による日本のライトノベル。
略称は「魔法科」。
物語は西暦2097年、3月。
魔法が現実の技術として確立し、魔法師の育成が国策となった時代を舞台にしている。
主人公は、国立魔法大学付属第一高校(通称「魔法科高校」)に通う兄妹、司波達也と司波深雪。
この作品は、原作小説の累計が1,400万部、シリーズ累計が2,500万部を突破し、大人気のスクールマギクスとなっている。
また、2024年には3期目のTVアニメが放送されることが決定している。
さらに、この作品は様々なメディアで展開されており、ライトノベルだけでなく、漫画やアニメでも楽しむことができる。
読んだ本のタイトル
魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編
著者:佐島勤 氏
イラスト: 石田可奈 氏
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あらすじ・内容
沖縄での旅行中、予想外の『宿敵』魔法師と共闘することになった達也は……
感想
本の印象は全体としてスッキリ爽快ながらも、次なる波乱の伏線がちりばめられていることで次巻への期待出来た。
話の中で、ほのかに対しては、彼女の報われなさには哀しみを覚える。
ストーリーの中身に関しては、卒業生たちに焦点を当てることで、今回の巻では盛り上がりに欠けると感じたが、達也たちのさらなる進化、ゲートキーパー等の強さには期待が寄せられる。
沖縄を舞台にした物語は、大亜連合やUSNAだけでなく、イギリスやオーストラリアも絡む複雑な世界情勢を描きつつ、達也の強さをさらに推し進める内容でもあった。
達也たちが沖縄で慰霊祭へ出席し、雫、ほのかは新規に開発した久米島沖の人工島の完成記念パーティーに出席する。
卒業生達が卒業旅行を楽しんでいる中、大亜連合軍を脱走した秘密工作魔法師のテロ活動を阻止するミッションを担っていた。
その過程で、かつて敵対していた予想外の魔法師と共闘することになり、この出会いが物語に新たな展開をもたらす。
この旅行はただのバカンスではなく、波乱に満ちた冒険であることを示している。
特に、達也と深雪が四葉家の公務として、さまざまな者と共に行動する様子は、彼らの関係性や物語の深さをより一層引き立てている。
この巻では、新たな魔法師が登場するものの、その存在感はやや薄い。
しかし、物語の最後には続編への期待を高める展開があり、達也と深雪が婚約者としてさらに成長していく様子に注目が集まる。
登場人物が多く、それぞれの所属や思惑が複雑に絡み合っているため、今後の物語展開に向けて人間関係の整理が望まれる。
達也の圧倒的な能力は依然として物語の中心であり、彼の戦略や魔法の使い方は大きな魅力を感じさせてくれる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
魔法科高校の劣等生
続・魔法科高校の劣等生
新・魔法科高校の劣等生
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