小説【このすば】「この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま」感想・ネタバレ
どんな本?
『この素晴らしい世界に祝福を!』は、暁なつめ 氏による日本のライトノベルで、イラストは三嶋くろね 氏が担当。
この作品は、異世界転生、ファンタジー、コメディといったジャンルに分類され、2012年から2020年までの間に全20巻(本編17巻+短編集3巻)が刊行された。
また、このライトノベルはアニメ化もされており、2023年4月より第三期が放送される。
この作品は、平凡な冒険者カズマが過ごす異世界ライフを描いている。
読んだ本のタイトル
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま
著者: 暁なつめ 氏
イラスト: 三嶋くろね 氏
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
あらすじ・内容
累計1900万PV!「小説家になろう」で話題沸騰の作品がついに書籍化!
感想
普通ではない死にかたをした青年・カズマが、女神・アクアによって異世界へと導かれる物語である。
カズマは異世界での新しい生活をスタートさせるが、彼が選んだ異世界での唯一の持ち物は、なんとアクアそのものだった。
この選択により、アクアもまた異世界に連れて行かれることになる。
二人は魔王をたおすために異世界生活を始めるが、日銭を稼ぐ労働をしてたのに爆笑。
その後、冒険を始めるのだがアクアが巨大カエルにパックリと食べられて大苦戦。
仲間がいないと危険だと仲間を募集したら、1日に1回の爆裂魔法しか使えない魔法使い・"めぐみん"や、貴族令嬢でドMの変態クルセイダー・"ダクネス"が仲間に加わる。
しかし、彼らの冒険はなかなか上手くいかない。
キャベツが空を飛んだり、冒険者たちが予想外のトラブルに見舞われたりと、日常はドタバタとした出来事でいっぱいだった。
それでも彼らは、各々の残念な特性を活かしながら、困難を乗り越えていく。
物語の中で、カズマたちは湖の浄化などの様々なクエストをこなしていくが、中でも魔王の幹部であるデュラハンによって街が脅かされるエピソードは見どころの一つ。デュラハンはダクネスに死の呪いをかけるが、直後にアクアの力で浄化され、放置していたら「人でなし!」とアンデットのデュラハンに言われたのが笑え。
その後に、呪いで死んでると思ったダクネスを見てフリーズしてしまうのも面白かった。
その後、戦闘でデュラハンは奮闘するが、カズマのスキルで首を盗まれ。
首でサッカーをされて討伐されてしまう。
魔王軍の幹部を討伐したのだから多額の報酬を貰えるのかと思ったら・・・
アクアのやらかしで多額の負債を抱えてしまうのも面白い。
この作品は、一見するとただのコメディファンタジーのように見えるが、仲間たちの絆や、困難を乗り越えるための努力が描かれており、読んでいると自然と彼らを応援したくなる。
また、異世界での生活がコミカルに描かれており、キャラクターたちの個性が際立っている。
読み進めるうちに、予想外の展開に何度も驚かされるが、それがまたこの物語の魅力の一つである。
彼らの冒険はまだまだ続くが、彼らがどのように魔王をたおし、異世界での生活を豊かにしていくのか、次の展開を楽しみに待つ。
同シリーズ
その他フィクション
よろしければサポートをお願い致します。 サポートして頂いたお金は本の購入に使わせて頂きます。 サポートして頂けると「お前はこの世に居て良いんだよ」と勝手に解釈してメチャクチャテンションが上がります。