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「魔法科高校の劣等生(23)孤立編」感想・ネタバレ

どんな本?

『魔法科高校の劣等生』は、佐島勤 氏による日本のライトノベル。
略称は「魔法科」。

物語は西暦2097年、3月。
魔法が現実の技術として確立し、魔法師の育成が国策となった時代を舞台にしている。

主人公は、国立魔法大学付属第一高校(通称「魔法科高校」)に通う兄妹、司波達也と司波深雪。

この作品は、原作小説の累計が1,400万部、シリーズ累計が2,500万部を突破し、大人気のスクールマギクスとなっている。
また、2024年には3期目のTVアニメが放送されることが決定している。

さらに、この作品は様々なメディアで展開されており、ライトノベルだけでなく、漫画やアニメでも楽しむことができる。

読んだ本のタイトル

魔法科高校の劣等生(23)孤立編
著者:佐島勤 氏
イラスト: 石田可奈 氏

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あらすじ・内容

遂に暴かれるトーラス・シルバーの正体。その時達也が下した決断とは!?

 二〇九七年、四月末。戦略級魔法の使用はブラジル軍だけにとどまらず、ギニア湾岸にて大亜連合により戦略級魔法『霹靂塔(へきれきとう)』が使用される。
 魔法が戦火を拡大し、世界を包んでいく。魔法を使った者への非難。魔法を作った者への非難。
 魔法師への逆風が強まる中、魔法の平和的利用として、USNAの研究者であるエドワード・クラークから『ディオーネー計画』という壮大な宇宙開発プロジェクトが提案される。
 そして、選ばれた人員の中にはトーラス・シルバーの名前が。これをきっかけに達也がトーラス・シルバーであることが白日の下にさらされてしまうのだった――。
 達也と深雪に新たな試練の時が訪れる。

魔法科高校の劣等生(23) 孤立編

感想

アフリカのテロリストが、達也が1年生の時に九校戦競技のために開発した魔法「アクティブ・エア・マイン」を人に向けて撃ち。
複数人を殺したとニュースが流れて来た。

それを受けて、マスコミが「非人道的魔法の開発責任」をヒステリックに連呼。
日本のマスコミ世論は開発者である第一高校の生徒、達也に責任があるのではと騒ぎ出した。

ただ、不思議なのはどうしろとは誰も言わない事だった。

ただ批判が噴出するだけで、責任を追及してどうさせるという声は聞こえて来ない。
未成年に対しての圧力の掛け方としては、かなり下衆な批判に腹を立てるエリカ達。

それに便乗して、普段から達也を敵視している平河千秋は批判していた。

こんな感じで達也は学校で腫れ物扱いになった時に、原因の大会となった九校戦中止の報告が来た。

当初は、達也の件で騒いでいたマスコミは、誰かが誘導したのか。
矛先はいきなり、九校戦の在り方自体に向いた。

特に昨年の大会でスティープルチェース・クロスカントリーを競技種目に採用したことが、魔法科高校の軍事化と叩かれていった。

それに驚いた九校戦の実行委員会は「健全な競技用に生徒が工夫した魔法が武装勢力に利用された」ことに遺憾の意を表明し、魔法大学との間で情報管理体制見直しを行うことを名目に今年度の大会中止を決定したのだが、、
第一高校では、当事者が居る事もあり表立って批判する者は居なかったが、、
他の魔法科高校の生徒達は、達也のせいだと云う者がいた。

でも、達也にはどうしようも無い状態。

そんな達也に罰を与えないように何者かが誘導していた時に、USNAのクラーク博士がリオーネ計画を発表。

日本の協力者にトーラス・シルバーを指名し。
大使館経由で、学校と魔法協会にトーラス・シルバは司波達也だと密告。

彼をリオーネ計画へ参加させるように説得してほしいとお願いして来た。

魔法協会から司波達也をリオーネ計画に参加させるかと、十師族の当主達を招いて会議したら。

達也が非公開の戦略級魔法師だと知らない当主達が、反魔法師に傾きつつある世論を誘導するために計画に協力しろと説得する役を若い十文字に強要。

ちなみに四葉真夜は、戦略級魔法師だと知ってるため絶対に彼は日本から引き離せないと知ってたため。
達也の自主性に任せると言って会議から離脱。

そんな騒動の裏で、国防軍の情報部が国防に協力的では無い達也を危険思想の持ち主だと判断して再教育(洗脳)をしようと拉致を計画していた。

十文字が説得の役を担われたと知った情報部の十文字家に繋がりのある遠山が十文字から話を聞き。
決闘になると踏んだ情報部は、十文字の決闘に負けて弱った達也を拉致して洗脳しようと画策。
それを知った千葉エリカが、千葉家の関係者と一高のいつものメンバーで情報部の実働部隊制圧に動く。

十文字との決闘で、達也に不覚をとって欲しくない深雪は自身の負担を顧みず。
四葉家が施した封印(誓約)を解除してしまう。
表紙はその開封のシーン。

傍目からは孤立してるように見えるが、、
いや、エリカ達が救援してなかったら孤立してたか、、
四葉家は信頼してるのか不明だけど、達也が十師族の圧力を跳ね返すと信じていたようだし。

何だかんだと助けるとは思う。

以下は、それぞれの組織の動きをまとめてみた。

大亜連合

実質的に大亜連合の支配下地域になってたアフリカ大陸で戦略級魔術を放つ。
それが劉雲徳ではなく劉麗蕾が放ったと発表。
劉雲徳は「灼熱のハロウィン」で死亡していたらしい。

魔法科高校(九校)

アフリカ大陸で達也が雫のために開発した魔法が人に向かって放たれた。
それに対して、ノーベルのダイナマイト、アインシュタインの原子爆弾のような非人道的魔法を開発した道義的責任があるとして、達也への風当たりが強くなる。

そして、非人道的魔法を作った大会として九校戦が中止にされてしまう。
九校戦を楽しみにしていた他校の生徒達から達也のせいで中止になったと言うようになる。

十師族

USNA大使館からの情報で、トーラス・シルバーが四葉の司波達也である事が分かり、緊急で十師族会議が行われる。

四葉の当主は達也の自主性に任せるため説得はしないと宣言して去る。

その後、達也が戦略級魔法師だと知らない二木、七草は十師族の一員として人身御供になれと説得するべきと主張し、誰が達也を説得するかという話になり、、
十文字が指名されてしまう。
達也が滞在している伊豆に訪問して説得するも、話は平行線を辿り、最終的には決闘になってしまう。

決闘は達也が勝利して、もう二度とこの話を蒸し返さない事を約束させられる。

国防軍

十文字vs司波達也の決闘で漁夫の利を得ようと国防軍の情報部が達也を拉致しようと動き出す。
それは四葉家に筒抜けであった。
そして、達也は第101旅団の風間に事実確認を行い、実行部隊の殲滅のお墨付きを得るが。

司波達也拉致の実行部隊を制圧し拘束したのは警察(千葉エリカとその仲間達)だった。

USNAの動き

USNAのエドワード・クラークが木星の資源で金星をテラフォーミングする「リオーネ計画」(裏の目的は脅威となる魔法師を木星圏に島流しにする計画)に達也を巻き込む事を画策。
達也がトーラスシルバーだと大使館経由で学校と協会に暴露する。
更に新ソ連のベゾブラゾフにも協力を要請して「灼熱のハロウィン」を起こした日本の非公開の戦略級魔法師はトーラス・シルバーと同一人物だと認識を共有する。

最後にエドワードの息子、レイモンド・クラークが全世界にトーラス・シルバーは司波達也だと暴露する。

四葉家

達也が非人道的魔法を開発した道義的責任があると世間に騒がれ九校戦が中止になり、更にリオーネ計画のトーラス・シルバーへの参加要請があったせいで、達也と深雪を四葉の東京の本拠地に引っ越しをさせる。

十師族達には達也の自主性を重んじるためリオーネ計画に参加するように説得しないと宣言。

その後の対応は達也には情報は流すが、援軍は送らないと言う。
それを知った深雪は、四葉家が達也に施した封印を解除してしまう。

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