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カシノキ
2020年7月25日 21:33
昨晩、夜遅く、日付が変わろうとしている頃、私の身体に、鋭い音が響いた。雷。かみなり…小さい子は、怯えていたかな。お母さんやお父さんに怖いと言って泣きついて、優しいお話を聞かせてもらって、「大丈夫だよ」と隣で呟いてもらっていたかな。小さな頃は、私も怖かった。一瞬の強く大きな光よりも、地面にまで響いて、私たちを丸ごと飲み込んでしまう大きな音が、怖かった。私にはどうしようもできな
2020年7月4日 10:22
私は疲れて帰宅していた。車ではぐったり、身体に力が入らなくて、しっかりと睡眠は取ったはずなのに、なんだか気持ちも沈んでいく。助手席のシートを倒したって、高速バスのシートのように快適な感覚はない。余計に疲れていくみたいだ。フロントガラスを強く打ち付ける流れる雨に不安を覚えながら、早く家につかないか、もやもやとしていた。私には兄弟がいて、妹もいる。妹にはあまり頼られない姉だが、妹のことは好