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「その句読点、理由を聞かせて」

句読点の打ち方は性癖だと思うんですよ


いや待った
ブラウザバックにはまだ早い
せめてもう少し話を聞いてから去ってください

LINEばっかりしていると
どうにも句読点の付け方がわからなくなるもので

そもそもこの文章にも全て
「。」がないわけですね
日本語として変なもの

英語で言うとピリオドがないわけですからね
浪人時代の恩師にどやされてしまいます

しかし「、」
こやつの使い方にその人の言葉の味わい深さが出ると思っています

「そう言って彼は私を置いて出て行った」
「そう言って彼は、私を置いて出て行った」
「そう言って、彼は私を置いて出て行った」
「そう言って、彼は、私を置いて出て行った」
「そう言って、彼は私を置いて、出て行った」

それが好きですかね
私は3つ目が個人的な推しです

なんというか

彼は、のあとの句読点に後悔と未練が滲み出ているような
彼女が過去を振り向くその刹那
その一瞬が「、」に込められているような

私はタイトルに「、」を入れることが多いです
なんと言うか、私にとってこやつは立ち止まり、のイメージ
一泊置く、何かを言う前に一呼吸置いて心臓を撫でる
そのための助走のようなものなんですね

もうここら辺で
何を言っているんだこいつはと思われる方も出てくる頃合いでしょう

でも結構共感してくれる方もいると信じています
なんたってここはnoteですからね

ひらがなカタカナだって同じですかね

「さらば」
この言葉はカタカナであることも多いような

「サラバ、愛しき悲しみたちよ」
ももいろクローバーZさんの曲ですね

なんというかカタカナになると

別れを告げると決めたのは自分なのに
どうしてか心がとても痛い
それでもお別れをするしかなくて
感情を亡くして別れの言葉を吐く

その逡巡がこの「サラバ」である気がする

どうして「たち」はひらがななのか
愛しい子供に呼びかけるような
柔らかな感情が含まれるのかな?

自分が苦しいから「哀しみ」ではないのか
でも別れを告げられる「悲しみ」からすると
「哀しみ」でもあるんじゃないかな?とか

(自分のものだと悲しみ
 他者のものだと哀しみ らしいです
 今調べて知りました)

そんなことを考えることが大好き
言葉にハマっている人生なので
おそらくこの先も退屈はしなさそうですね

いや〜〜〜久しぶりに
自分が読み返して気持ちいい文章書けたああ!!


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