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地域密着型のコンサートをつくる① かさま歴史交流館 井筒屋

今日は、2019年頃から不定期に始めた、かさま歴史交流館井筒屋でのコンサート企画の変遷をお話ししたいと思います。

そもそもは、この井筒屋はとても立派な旅館として私が生まれる遥か昔から笠間にありました。稲荷神社周辺に用事があると必ずあそこの前を通りますが、かなり立派な佇まいで、たまに結婚式をしていたりする風景を目にしたり、そんなふうにして自分の記憶の中にある建物でした。3.11の大震災のあと、そこは文化や歴史を発信する、そして人々が集うような存在の建物へと変わりました。まさかその井筒屋でコンサート企画をするとは思っていませんでした。

2019年頃から少しずつ使っておりましたが、2020年のコロナで一番音楽会が社会の中から消えていたような時期に、収容人数は少なくとも、人は来なくとも、また0から始めて、音楽文化が他の街よりも先をいくような、様々なジャンルや楽器に地域住民が自然に気軽に触れられるような場を作ることを目指して、井筒屋館長の梅原さんと長い年月相談しながらこの企画がスタートしました。

モデルにしたのは海外で、ヨーロッパや南米の小さな街を歩いてきて、もっともっと生活の中に音楽が入り込んでいると感じ、その方法を少しだけ自分の周りに取り入れる事にしました。笠間は元々陶芸やアートではとても面白い企画もあり、芸術家も沢山住んでおりましたが、音楽方面は他の地域に比べて進んでるような街ではなかったので、微力ながら自分も小さな事から始めて、ここで暮らす人たちが音楽に触れる機会が少しでも増えていったらと思い、コロナ禍に準備を始める事にしました。

この企画は決して1人でできるわけではなく、この考えに賛同してくれた上で協力してくれる共演者たち、そして井筒屋の館長の梅原さんやスタッフの皆様、そして足を運んでくださる地域の皆様があってこそ成り立つ企画です。特に梅原さんとは毎回1つ1つ丁寧に打ち合わせをさせていただき、コロナ禍もやらない方向ではなく、できる限りやる方向で常に前向きに走ってきました。ここまで3年の月日、続けてこれたのは館長の梅原さんあってこそだと痛感しております😊

最初は探り探り始め、段々とコロナの影響も減ってきた頃から都内の仲間にもご協力いただき、月に1回は魅力的なコンサートが聴けるような空間になりつつあります。

ここで、これまでの公演をチラシで一挙振り返ってみようと思います。

見返すと、かなり色々なコンサートをしてきたんだなぁと思ったりです。

これからの予定はちなみに今のところこんな感じです。こちらのコンサートは現在受付中です。
0296-71-8118(井筒屋)にお申し込みいただけます。


これからは、コロナ後の世界として、さまざまなイベントが復活して人々の生活も忙しくなったり、外へ出かける人も増えるでしょう。そんな時に立ち寄りたくなるような、そういえば今日の夜はこれだったな〜と仕事帰りに寄ってみよう、など老若男女問わず気軽に参加してくれる人が更に増えていったら嬉しいです。今後もこの企画が長く続くよう願って、色々と考え続けようと思います😊

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