【小説】神社の娘(第37話 橘平、ひとりごとを言う)
念願のプラモデルを組み立てる日がついにやってきた。
空は穏やかな青空が広がり、その清々しさが桜の気持ちをさらに高める。桜は満面の笑顔でバイクを駆り、午前中から寛平の家へと向かった。
桜のバイクが見えてくると、寛平は一目散で庭へ出た。橘平もその後をゆっくりと追う。
「おはようございます! よろしくお願いいたします! とっても楽しみで眠れませんでした!」
「桜ちゃーん、俺もだよ、すっごく楽しみで眠れなかったよー。最高のロボット作ろうね」
早速、桜は寛平のしっかり