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信州BW後援会東京支部支部長奮戦記【渋谷PV】NO3

損益分岐点

40名

上京して三年弱

遊びにきていた頃と合わせても五年

40名集客出来るか
正直不安だった

以前の私なら足りなければ
自腹覚悟でいかれた

でも今の私にはその財力はなかった

ならば
集客するしか
ない

後援会本部には期待していなかった
今までのやり取りの中で
それだけははっきりしていた

信州ブレイブウォリアーズ

東京でこの名前を知っている人は
ゼロに等しかった

辛うじてBリーグを知っている範囲

地元で集客するのとは
比べ物にならない

先ずはバスケットを知っている人
個人からその先の人脈を考えて

絞り出した
絞りに絞って
連絡しまくった

Twitter
Instagram
Facebook
LINE

私が使えるSNSを駆使した

開始早々
社長の関係者が10名ほど来て下さるとの連絡

bj時代に数年東京にいらした事は知っていた
お姉さんが都内にいらっしゃる事も知っていた

それでもこの数日間で10名を集めて下さった事は
とても励みになったのは間違いない

そんな時TwitterにDMが

「まきねぇ!初めまして。片貝さんから話は聞いています。渋谷行きます!」

フォロワーさんでもないし
勿論私がフォローしている方でもなかった

「ありがとうございます!あのお、社長とはどう言ったご関係ですか?社長にはとてもお世話になっています。」

社長関係は社長から連絡がきていた

直接私に連絡がくるとは…………?

返信から私は度肝を抜かれた

「株主です!」

え?
株主?

えーーーーーーー!!!

何故か口から心臓が飛び出しそうになった

都内にいらっしゃるとのこと

信州ブレイブウォリアーズの株主が
都内にいらっしゃるとは
思いも因らなかった

Twitterのプロフィールを見ると
なんだか違う世界の方かのような。。。

すぐさま社長に報告

「昨シーズンチームを救って頂いた」

あー
そうだったんだ。。

長野県出身の株主

何回かやり取りをする中で
一度飲みに行くことになった

飲みに行くにあたり
何か気を付けたほうが良いことあります?

社長にお伺いをたてた

「まきねぇ。一流の人はすぐに見抜くよ。素のまきねぇでいいんだよ」

って

そうだ
私の知っている一流と思う人は
見抜くんだよな

何をどう取り繕っても
一瞬で見抜く目と心をもってる

恩師もその内の一人

今の私が東京で生きていられるのは

素で生きていたから

そのままの私でいいんだ

ただ心配だったのは
何か失礼があったらいけないと

今まで色んな方にお会いはしてきていたけれど
遊びの範囲だったので
失礼などは存在しない関係性

上京してから初めて緊張したかもしれない

待ち合わせの店に着いた

目に入ったその方は
私の想像とは全く違っていた

違っていたと言うか

心が全開なのが直ぐに伝わってきた

なんだろ

表現が的確かは分からないけれど
丸裸にされている感じ

「まきねぇー!!!」

一言でTKO

三時間ほどご一緒させて頂いた

株主になった経緯

株主のお話を聞いていて
私は確信した

B1昇格出来る

これは株主が関わっているからとは違う
勿論、現状の勝率は大きい

でも
それとも違う

なんだろ

直感としか言い表せない

この直感が正しかったかどうかは

後日証明されるだろう


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