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線維筋痛症のためのリハビリキャンプ🏕️ ②ストレッチ・マッサージの極意編

★この記事は…

対象:線維筋痛症の治療の方法に関心がある方に
内容:実際に私が参加したプログラムの内容を具体的にレポートすることで
目的:他の患者さんの生活にも活かせるヒントを見つけてもらいたい

という思想で書いています。ある程度動ける中等度〜軽症の線維筋痛症の患者さんに向けた記事となっております。

プログラムの概要とヒアリング・診察の結果見えてきた私の課題について書いた前回の記事はこちら↓

まずはカチカチの筋肉をほぐそう!

 ①で簡単に説明した通り、今回のプログラムでは、理学療法士さんと作業療法士さんのリハビリがそれぞれ1日40分ずつ行われます。

 理学療法と作業療法の違いについてここでは詳しく述べませんが、私の場合は理学療法士さんには主に下半身の動き(立ち上がり、歩行など)を、作業療法士さんには上半身の動き(肩、腕、手を使った生活動作)を担当してもらっています。

 強度はソフトなマッサージやストレッチから初めて徐々に上げていく予定です(執筆時は7日目)。

作業療法士さんのゴッドハンド

 リハビリ初回の日、まずは作業療法士さんに筋肉がどのくらい固まっているか、触ったり動かしたりして確認してもらいました。すると…

「かたい……!! カッチカチですよ……!!」
「これはすごい……!!(ため息)」

 こんな状態でよく生活できてましたねというニュアンスのコメントをいただきました👏(とほほ……)

 先生には「90歳のおばあちゃんみたいにガチガチに固まってるね!」とか言われてたので驚きはありませんでした。YouTubeや本を見た自己流ストレッチや肩叩きマシーンなど色々やったけどなかなか自分でほぐすことが
できず困っていました。

「とにかく大変な状態なので、まずは超ソフトにほぐしていきますね」

 自分の力ではなく作業療法士さんの力であちこちを動かしてもらったり、マッサージしてもらったりしました。

「エッ、こんな弱い力でほぐれるの……?」

というくらい、ソフト中のソフトなマッサージ&ストレッチ。嫌な痛みが出ないギリギリのところをやわやわ、もみもみ、のびー……を30分程度続けると、あら不思議。

 最初は痛みなしではほとんど動かなかった肩甲骨周りや腕の筋肉がほぐれ、潤滑油を差したようにするりと動くようになりました。

 本気でゴッドハンドと呼ばせてください!!!

 今までの「マッサージ」や「ストレッチ」の概念が崩れました。

 とにかく、最初はよわーーーーい力で、ゆーーーーーっくりほぐしてあげなきゃだめだったんだ。

 今までは、ストレッチといってもグイグイ、伸びないものを無理やり動かそうとしていました。それで痛くなるのですぐやめていました。全然やり方が違った……。

理学療法士さんもゴッドハンド

 続いて理学療法士さんに下半身の筋肉のストレッチ&マッサージをお願いしました。

「体が相当硬いですね〜」
「使わなくなった筋肉がかたまってますね〜」
「前から硬かったですか?」

 「かたい」という単語を今日何回聞いただろう。。私の体はやはり硬いんだな……。そして脚を抱えてもらってゆっくりゆっくり動かしたり、やわやわ揉んでもらったところ、これまたいい感じに体が温まって歩くのが楽になる〜!

 歩行訓練とか有酸素運動以前の状態。でしたがゴッドハンドによって短時間で歩行が楽になりました。みなさんすごいな〜!

※プログラムに参加できない方にも参考にしてもらえたら…ということで、施術の様子をモザイクを入れた動画でご紹介してもよいか、現在問い合わせ中です。

とにかく超ソフトに気長にやるべし

 ここで色々な先生から教わった、さまざまなストレッチやマッサージに共通するポイントをまとめてみます。

ストレッチのポイント

  1. 伸ばす時は、ギクっとした痛みが走らないくらいの、気持ちいいところまでの範囲でやめておく。無理は厳禁!!

  2. 伸ばした状態で、1箇所につき最低でも30秒〜60秒くらいは静止する。動いている時より静止する時間のほうが大切。

  3. 体勢に余裕があれば、伸ばしている間に伸びている筋肉をやわやわと揉んでほぐしてあげる。※伸ばしすぎずにごく弱い力で押す。

  4. 手・腕や脚・足の筋肉を伸ばす時は、最初に先端に向かって軽〜く引っ張ってから曲げてあげると気持ちよく伸ばせる(場所によって自分でやるのは難しいこともある)

  5. 大きく息を吸って伸ばし、ふーっと吐きながら脱力を繰り返す。この間、必ず息を止めずに行う。

  6. 伸ばす時に決して反動を付けないこと!

マッサージのポイント

  1. こんなんでほぐれるのかな?と思うくらい弱い力でやさしく押す。

  2. かたいところをさするように指を前後に動かしながらやわらかーく揉む

  3. とにかくゆっくりあせらずに。

  4. 筋肉を軽く伸ばした状態で押す。軽くストレッチした体勢のまま、伸びた筋肉の中の硬いところをやわやわと揉む感じ。

 以上を踏まえて、まずはガチガチになったあちこちの筋肉を、毎日コツコツほぐしました。具体的にはどんなことやったの?という自主トレのハウツーについてはボリュームが多いので次回③でたっぷりご紹介します🎵

みなさんからサポートでいただいたお金は、私のささやかな幸せのために使わせていただきます。(例)大好きなメロンパン、近所のファミレスのパフェ、まだ持っていないオオサンショウウオグッズ、癒しのコウペンちゃんグッズ 皆さんのサポートがどんな幸せになったか、ひとつずつ記事で紹介します☆