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『家庭環境が原因で生きづらさを抱える人がしなくてはいけない努力に納得できません。』お悩みに回答しました。

こんばんは!
湘南に暮らす心理カウンセラー 
美しく強く生きる女性のライフコーチ 
渡辺サヤです

今朝海に行きました。
海の家が少しづつ出来上がってきています。

少しづつ、コロナ禍前の生活に戻りつつありますね。

本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。

ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

『家庭環境が原因で生きづらさを抱える人がしなくてはいけない努力に納得できません。』
相談者:Aさん

ずっと思っていることがあります。
愛情を感じない家庭で育ったため生きる意欲が弱く、とても生きづらいです。
私は自己肯定感をあげたりなどに取り組まないと生きづらいままでしょうが、どうして苦しんだ私がさらにそんな面倒な努力までしないといけないのでしょうか?
「このために生きてる」というような生きる希望は現状ありません。
皆様のご意見を伺いたいです。

辛くてたまらずカウンセリングを利用したりする料金も相当な金額がかかっています。
社会人ですのでそれを自分のお給料から払っています。
その料金を親に支払ってもらうのが筋なのではと思うようになりました。

本当はこんな相談もしないですむ、カウンセリングのページなど見ることもないような人生を歩みたかったです。

アドバイスをいただきたく宜しくお願いいたします。

Aさん
 
ご相談頂きましてありがとうございます。

私の主人が、大変な思いをして幼少期を生きてきた人で、私はそれを25年近くずっと見てきた立場にあります。

そんな私が、回答させていただきますが、少しでもAさんの心が軽くなれたら嬉しいです。
 
 **

「子供は親を選んで生まれて来る」という言葉がありますが、主人は

「子供は親を選べない」と私に言い続けました。

「ようやく大人になって少しは感謝できるようになったけれど、恨む気持ちは一生消えない」

とも言っています。
 

私から見て
「親を一生恨み続けたくなかった。」
「その気持ちを払拭したくて、逆境に立ち向かった」

というのが、彼にとって最も大きな原動力だったような気がします。
 

Aさんは、今社会人としてお仕事しているのですね。
辛い状況に耐えて、よく今まで努力してこられたと思います。

生まれた時から既にスタート地点が違うのです。
そういった方には、ただ純粋に、尊敬する気持ちを持ちます。

>愛情を感じない家庭で育ったため生きる意欲が弱く、とても生きづらいです。

家族としての最も大切な機能としては、「安心感」があります。
この安心感が失われていると機能不全ということになります。

Aさんが言っている「愛情を感じない」というのは、具体的にどういったことなのか、詳しい話を聞いてみないと、的確にお答えすることが出来ない部分もありますので、大まかなお話をさせていただきますね。

子供にとっては、親が一番のロールモデルになりますから、親がやっていることが全て正しいと思います。
例え、Aさんにとって、傷つくことがあっても、幼い頃は無条件に親が正しいと思うのです。
本当は感じていた親に対する怒りを、幼い頃は、自分が生き延びるために、無条件に抑え込みます。

すると、感情に蓋をした状態ですので、様々なきっかけで、思春期以降、成長するにしたがって、この解放されていなかった強い怒りが出てくるのです。

>その料金を親に支払ってもらうのが筋なのではと思うようになりました。

ここからも、現在のAさんの強い怒りを感じます。

Aさんの場合は、やはり、継続的なカウンセリングをお勧めしますが、カウンセリングに来るのが大変であれば、回数を少なくしても、同じカウンセラーとの継続セッションを受けられると良いと思います。

その理由としては、アダルトチルドレンの方にとって、家族間で安心感を得るような愛着形成が出来なくても、違う大人との愛着形成が出来れば良いとされているからです。

カウンセラーといった、第三者に話すことにより、安心感を感じることが出来ると、今まで全てを話しづらかった幼少期のことが、信頼と共に、もっと話せるようになってきます。

話せるようになると、怒りや悲しみといった感情を解放しやすくなりますので、傷ついた心を癒すスピードが加速していく効果もあると思います。

カウンセラーで慣れてきたら、次は信頼できそうな友達に話してみるとか、
そんな宿題に取り組まれながら、カウンセリングを受けていくのも良いと思いますよ。
 
そんな中で、どんどん怒りや悲しみが出てきたら、根本師匠のお恨み帳を使ったり、運動をして内側に籠ったエネルギーを外に出すなど、「生活の中で取り入れられる、自分なりの工夫」が必要になってきます。

運動の中では、キックボクシングやボクササイズも、今は女性のレッスンクラスも沢山ありますのでお勧めですよ。
 

「本当はちゃんと愛してほしかった」

「愛されなかった自分」

そういった思いが、Aさんを被害者ポジションにとどまらせているように思います。
被害者ポジションにいることにより、Aさんは親を恨み続けることが出来ます。
 
愛で繋がれない場合は、無意識に別の感情で繋がろうとする心理が働くからです。

しかし、無理もないと思うんですよ。
親には誰だって人並みに愛してほしいのは当たり前です。
 
幸せになったら、感謝しなければいけなくなってしまいます。

「そうなれたら楽なのに!」
 
そんな風にも思うでしょう。
 
 Aさんはきっと、誰よりも愛の尊さを理解している方なのだと思うのです。

今は、心の底から認識しずらいかもしれませんが、
「怒りや悲しみの大きさ」と「愛してほしかった。愛したかった」という思いの大きさはイコールです。
 
それほど、Aさんは大きな愛を持っているんです。
 
まずは、その愛認めて、その愛を自分に向けること。
親の愛が足りなかった分だけ、自分で自分を愛してあげること。
 
頑張ってきた自分を認めてあげて欲しいです。
 
 
そして今後、怒りや悲しみの手放しが進み、自分を愛することで、自尊感情を少し取り戻せるようになってきます。

自分を信頼できるぶんだけ、人も信頼できるようになってきます。
投影の法則と言って、人は相手に自分を写し出すからです。

その時は、是非、信頼して「話す」ということをしていって欲しいです。

その中で、Aさんのことを心から応援し、愛してくれる友達やパートナーが現れる可能性もあります。
 
***

スタート地点が違う。
生れながらにしてハンデがある。

そんな逆境の中で、諦めずに逞しく生きるAさんに、
温かい声をかけてくれる人と、これからの人生の中で心を通わせ、
「生きる希望」を見つけて欲しいです。
 
辛い状況のなかでも、前向きに頑張る人には、必ず見ていてくれる人が現れます。
そして、そんな姿に感動して、寄り添う人も居るのです。
 
心から応援しています。
負けないでくださいね!

渡辺サヤ

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