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風俗が天職だった

3人の子供を育てる中で綺麗事は言えない
金が必要だ
今はお金が全て
お金しか信用できない

もちろん昼職、夜職こなし
とにかく金しか求めてなかった

誰も信用できない
それ以上に子供までもを犠牲にし
学習できていない自分を
自分なんて
できるのならいますぐ消えてしまいたいと
自分が大嫌いで
誰も頼れない
親にも頼れず

昼職+飲食店
それがのちに
昼職+ソフト風俗
そして最終的に
風俗嬢として生きるようになる

初めて入店したお店は
SM 

楽しすぎたの
私の空想が現実に実現できる世界
SM 
確かに女でもある
母親でもある
だけどお店に出勤すると
女王様である私がいる

旦那には人間としても扱われていない私だった
とにかく都合のいいゴミ箱のようだった

その私が
女王様と呼ばれ

ごくごく一般男性に紛れている
中の下くらいの層の旦那にゴミ箱として
扱われていた私がここでは
男性達に自分たちの欲求を懇願されている
それも社会的にそこそこの立場である男達だ

素直に嬉しかった
楽しい
とにかくこの世界が好き

幸い私は16歳で妊娠、出産していたため
年齢はお店の子達の中でも浮くこともなく
子供がいるとも思われていなかった

そして女王様としての包み込むような母性も
自然と備わっていた
気づけばほぼリピーターで埋まり

ラバーの衣装を纏い
ロングブーツを履き
濃いめの化粧に
真っ赤な口紅
震えが起きるくらいこの仕事が大好きだ
となった

私のデビューはSM

変態って言われても否定しない

私の天職




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