37歳、夏。

「夏はやっぱりビールでしょ!!!」
ようやく思えた今日。

息子のサッカーの試合後、友人家族とパブへ。こちらに来てから初めての"家族ぐるみのお付き合い"。"家族ぐるみのお付き合い"愛好家の私としては、そういう友人がようやくできたことが、とっても嬉しい。

本当は店内席でEURO2020のイングランドvsクロアチア戦を観戦するつもりだったけれど、満席で入店できず、外の席へ。
太陽は真上からじりじりと照りつけ、影があるのは端っこだけ。暑い。
家族だけなら、その席を案内されたら帰ったかもしれない。けれど、友人と一緒だと、それでもいいか！仕方ない！と思えるのはなぜだろう。

私はもともとあまりビールが好きではなかった。アサヒスーパードライやキリンビールは苦くて飲めないのだ。だから、「夏と言えばビールでしょ！」というのは、私の中では定番のフレーズではなかった。ビールよりも生搾りチューハイばかり飲んでいた。ちょっと日本酒も。
けれど、今日、パブで飲んだビール(名前は覚えていない)は、苦みが少なく飲みやすくて、グイグイいけた。と言っても2パイントだけれど。

飲み始めた時には真上から照りつけていた太陽も、少し西に移動して、いつの間にか席全体が影で覆われていた。ロンドンの夏は、陽射しは強烈だけれども、湿気が少ないので、影に入ってしまえば全然暑くない。最高に気持ちがいいのだ。そこで飲むビールと揚げたてのチップス、気の合う友人とのしょーもない笑い話、最高か!!!
夏空、ビール(苦くないやつ)、楽しい仲間、素晴らしき夏の三種の神器。

ということで、「夏はやっぱりビールでしょ!!!」と、ようやく思えた37歳、夏。
短いイギリスの夏を「とりあえずビール!!!」で満喫しようと思います。

と言いつつも、奈良での、美味しい日本酒、美味しいおつまみ、いつものあの人、との夏も、やっぱり恋しく思うのです。