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カラスイです🍀 一般の企業に属しながらブログ書いたりする人。 後輩を育成したりするのが好きで、noteには自分が体験して得た知識や自分のアレンジを加えた教育方法などを公開しています。どうぞご賞味ください✨たまに音楽も作ったり🎸よかったらTwitterでも繋がりましょう☺️

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  • 眼鏡屋の視力測定スキル

    現役眼鏡屋が現役眼鏡屋1年目からベテランさんにまでわかりやすく検査の技術を解説しています。教えるのが苦手なべテランさんは検査初心者さんに教える時に使ってください。

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眼鏡屋で働く上で知っておくべき法則と、最強の傾聴測定テンプレスキルを徹底解説します!

眼鏡屋で働く上で必要な技術知識として、視力測定からの度数決定があります。 これらは測定をする人により結果が大きく変わってしまうこともあるので とても大切な知識と技術なのですが、 「測り方はわかったけど、その先の装用度数の決め方がわからない、、、」 「座学的に教えられてもよくわからない、、、」 といった方もたくさんいるのではないでしょうか? 実は僕もその1人でした、、、 そんな時、ネットなどで視力測定の度数処方を検索しても 当時ほぼ素人だった僕にとってわかりやすいものが1

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    • 「遠近両用と中近両用の間のレンズとは?」を解説します

      眼鏡業界では、大きくわけて遠近、中近、近々などの累進レンズが存在し、 用途によって使い分けていくことが「眼精疲労対策」になります。 その中でも特に使用頻度、世間への認知が高い 「遠近両用」と「中近両用」ですが、 今回はその「間」のレンズを紹介します。 名前の呼び方は眼鏡屋さんによって違うので、 僕はそのまま「遠近と中近の間のレンズ」と呼んでいます。 今回はニコンさんの画像を引用させていただいているので 名前は「ウォーク」と呼びます。 特徴としては、大きくわけてこちら

      • 「眼鏡の度数が合わない」と言われるには理由がある話を解説します

        処方交換とは、一度処方した度数が進んだりなじまないといった理由で 交換することですが ほとんどの理由は 「慣れることができずに度数をもとに戻したり 度数を前後すること」です もちろん慣れに関しては人それぞれ度合いが違うので 絶対に防げるといったものではありません 交換保証が半年から一年ついている眼鏡屋さんも多いかと思いますので 交換自体が悪いことではないと思います とはいえ、眼鏡の利益としてはマイナスになることは間違い無いので 「防げるものは防ぎたい」というのが実情だ

        • 老視処方の考え方「初級から中級編」を解説します

          測定をはじめて間もないころは 手持ちの武器となる知識が不足しているので、処方の選択肢がせまくて苦労しますよね? 僕も測定し始めた頃は、近視の測定くらいしか教えてもらってない状態で、まずは対人測定に慣れるためにやらされていた気がします。 今思えば、圧倒的に知識が不足していたので「とりあえず完全矯正値いれとけ」と言った残念な処方になっていたと思います。 簡単な測定に慣れてくると 眼鏡処方の流れというか全体像が なんとなく見えてくると思いますが、
同じく「壁」にもぶつか

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        • 眼鏡屋の視力測定スキル
          15本

        記事

          「遠視眼鏡処方の考え方」を解説します

          視力測定初心者でもベテランでもお客さんに、 これを聞かなければ測定が始まらない「質問」が最低3つあります。 それは、 「今の眼鏡の見え具合、今の眼鏡の使用年数、新しい眼鏡でどこを見たいか」 です。 眼鏡が初めての人には「今裸眼で見ていてどこを見る時に困るか」でOK。 なぜそれを聞かなければいけないかというと、眼鏡は今まで使用した年数によって見え具合が記憶され、新しい度数に変化があるほど違和感を感じます。 この違和感をなるべく少なくしつつ お客さんの主訴にそった処方が

          「遠視眼鏡処方の考え方」を解説します

          「初級編」乱視処方の考え方を解説

          視力測定初心者でもベテランでもお客さんに、 これを聞かなければ測定が始まらない「質問」が最低3つあります それは、 「今の眼鏡の見え具合、今の眼鏡の使用年数、新しい眼鏡でどこを見たいか」 です。 眼鏡をかけるのが初めての人には「裸眼で見ていて、どこを見る時に困るか」でOK。 なぜそれを聞かなければいけないかというと、眼鏡は今まで使用した年数によって見え具合が記憶され、新しい度数に変化があるほど違和感を感じます。 若ければ変化に慣れやすく耐えられますが、 歳を重ねるごとに

          「初級編」乱視処方の考え方を解説

          「失敗しない初めて眼鏡の度数あわせ」

          眼鏡屋に入って、覚えることはたくさんありますが、その中でも特に大切な業務に「眼鏡測定」があります。 眼鏡の測定方法はたくさんありますけど、最終的に仮枠で見てもらう作業は同じですので、 測定において大切なことを知っておくと、測定の精度とスピードが段違いになってきます。 眼鏡測定において大切なことはこちらの ・測定数値はあくまで情報 ・明視域を知る ・生活環境をヒアリングして度数を決める ・具体的な度数合わせ まずはじめに、「測定数値はあくまで情報」 ということ

          「失敗しない初めて眼鏡の度数あわせ」

          「遠近両用」と「中近両用」の使い分けを提案する処方を解説

          みなさんは「遠近両用」と「中近両用」をどのようなタイミングで提案していますか? よくあるのは、遠近両用で見えにくいパソコン作業を改善するために、中近両用を提案したりするのではないでしょうか? ここまでは眼科さんとかでもよくある提案だと思いますが、眼鏡屋独自の提案はここからだと思います。 そもそも遠近両用はこちらの図のように「遠方重視で手元はおまけ」みたいに昔から言われているレンズなので、 本来は運転などの遠方を見ることを基本とした設計なんですよね。 レンズ技術の進歩

          「遠近両用」と「中近両用」の使い分けを提案する処方を解説

          「遠近両用の累進帯はどうやって提案する?」を解説します

          みなさんは「遠近両用の累進帯」ってどう使い分けて提案していますか? そもそも「累進帯って何?」という方のために説明すると、 遠近両用や中近両用には、「累進帯」と言われる「遠方度数」の開始位置から「近方度数」の1番強い度数までの長さがある程度決まっていて、 実際には「遠方度数」を黒目の位置に設定することが一般的です。 累進帯とは?累進帯には「ロング」と「ショート」と言われる2種類が一般的で、 メーカーによって累進帯の長さは微妙に違いますが、およそ14ミリが「ロング」、

          「遠近両用の累進帯はどうやって提案する?」を解説します

          「老眼鏡よりも使いやすい!?近々両用をおススメするポイント」

          みなさんは「近々両用」を提案しようかな?って思うタイミングってどんな時ですか? 一般的には中近両用では手元の見え方が満足できなくなってきた60代以上の方だったり、調節力が同世代よりちょっと少ない50代くらいの方が対象になると思います。 遠近両用は提案するけど、中近両用や近々両用はイマイチよくわからないから、ムリやり遠近両用で処方してることってないですか? 僕も若手のころは、中近とか近々ってイマイチよくわからなかったので、提案の選択肢として考えることも少なかったんですけど

          「老眼鏡よりも使いやすい!?近々両用をおススメするポイント」

          眼鏡処方の手順で重要視するべきポイントとは?「失敗しない着目点5選」

          「眼鏡処方の手順で重要視するべきポイント、失敗しない着目点5選」ということで、まず大きくわけてこちらになります。 ・問診でおおまかな主訴を読み取る ・裸眼視力とKB視力を確認する ・完全矯正値を出す ・仮枠装用の目安 ・クロージング 1つ目 ・問診でおおまかな主訴を読み取る 眼鏡処方の半分以上はこの「問診」で決まります。 例えば僕はよく測定を「迷路」で例えるんですけど、この迷路のゴールが「お客さんの望みの見え方」として、 僕らはそのナビゲーターなわけです。 この

          眼鏡処方の手順で重要視するべきポイントとは?「失敗しない着目点5選」

          「乱視の種類に合わせた適切な処方目安とは?」

          眼鏡測定の時、乱視には大きくわけて3種類の属性に分かれます。 乱視処方をする時に、この属性を理解していないと失敗しやすくなります。 しかし、逆を言えば「知ってさえいれば」ほとんど失敗することはなくなりますので、 ぜひこの属性の対策、その方法を知っておきましょう。 まず乱視にはいろんなタイプがありますが、眼鏡処方の際、3種類の乱視を知ることで、 近視や遠視との複合した処方に対応しやすくなっていきます。 乱視の種類その1 直乱視 直乱視は軸度で言えば、0~30°も

          「乱視の種類に合わせた適切な処方目安とは?」

          「測定初心者を3ヶ月で育てる手順」

          今回は眼鏡業界に初めて入って、 知識ゼロの人を想定とした測定マスターまで3ヶ月のカリキュラムを解説します。 この動画を最後まで見ることで、最短で測定初心者を測定マスターに成長させることができます。 測定マスターへの手順として項目は大きく分けて6つあります。 ・眼鏡についての基本知識を伝える ・明視域の概念を伝える ・近視、遠視、乱視、老視の法則を伝える ・聞き取る力と質問する力を伝える ・眼鏡の「慣れ」と「測定データ」のバランスを伝える ・クロージング を伝

          「測定初心者を3ヶ月で育てる手順」

          「遠近両用の処方ミスは何が原因?」

          みなさんは遠近両用や累進レンズでお客さんに「慣れないから戻したい」と言われたことはないですか? もちろん慣れないことはあるので仕方ないこともありますが、できる限り慣れやすいようにこちらから提案することもできます。 まず大前提として、累進レンズは加入度数が2.00をこえると左右の歪みが強くなり今まで見えていた視野が狭く感じます。 そして、年齢的に「慣れやすい」年齢は50代くらいという条件を覚えておきましょう。 この2点を前提として考え、果たして初めて累進レンズを希望する方

          「遠近両用の処方ミスは何が原因?」

          「乱視を抜くVS慣れ」40代以降の勝者は?

          今回は若手の頃失敗した処方例や、ベテランになった今でも失敗してしまった処方を紹介します。 なぜベテランになっても、これだけ測定のノウハウを解説していても失敗してしまうのか? それは 「わかっているんだけど、その時の測定データとお客さんの反応を信じてしまう!!」からなんです。 それではさっそく、よくある失敗例を紹介していきます。 よくある失敗処方 その1 例えば最近の失敗例だと、 KBにC-0.50の乱視が入っていて、レフ値にも測定データでも乱視が出ず、乱視を抜く

          「乱視を抜くVS慣れ」40代以降の勝者は?

          「老視が入った適切な過矯正の処方を解説」

          人はある程度歳を重ねると「老視」 いわゆる「老眼」が入ってきます。 近視の場合、測定していて「今までの眼鏡より度数を下げた方が見えやすい」と言われたことが多いのではないでしょうか? こちらの図をご覧ください。 例えば、もともとが弱度近視(S-1.00)くらいの方なら加入が入り出すと、 数値が遠視方向に進み、正視に近づくことで眼鏡がなくても遠方が見えやすくなってくることもあるでしょう。 では、眼鏡の度数が過矯正だった場合、「見えやすい」と言われた測定データ通りに入れ

          「老視が入った適切な過矯正の処方を解説」