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2018ベネルクス鉄道の旅 #12 モーゼル川の鉄道とルクセンブルク国鉄

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■コブレンツを走る、古の特急

2018年9月12日(水)ぐっもーにーん

あと旅行も2日間。楽しさから、寂しさに変わってくるころですね。もったいないので、早起きします。

昨晩は、コブレンツ駅周辺をぶらぶらしましたが、飲食店もほとんどなく、やや寂しいところでした(^^;
いや、あるにはあるんですけどね、意外と混んでいたりして。

そして、夜ふらふらしても、身の危険は感じなかったですね、あちらこちらに酔っ払いはいましたが。

安全な田舎町、コブレンツ駅の早朝風景から。本日は、このコブレンツ駅から国際列車で、ルクセンブルクへと入ります。

が、その前に…

今日は、見たい列車が来るのです。

早朝ですが、通勤列車が続々出発。コブレンツは、ケルンからもフランクフルトからも1時間程度の距離で、どちらへも通勤できる、ちょうどいい距離なんですね。

で、本日のお目当て

実は、この9月12日に、Düsseldorfからスイス方面へ、
かつてヨーロッパを走っていた特急『TEEラインゴルド』の客車を用いた、団体臨時列車が走るという情報をキャッチしていたのです。

この列車を運行しているのは、AKEという会社で、どうやらTEEラインゴルド編成を保有し、ドイツ各方面へ臨時列車を仕立てて走らせているのだそうです。なるほど、線路を民間が自由に使えるようにすると、こういった会社も出てくるわけか。

(HP:https://www.ake-eisenbahntouristik.de/)
※「Fahrpläne」というメニューをクリックすると、運行日と時刻表が表示されるのです。

コブレンツ駅7時33分…だったのですが、何やら20分ぐらい遅れて、やってきたのはこんな機関車

…あれ?

思いのほか新しそうな、新型機関車が牽引して、やってきました。ホームページの写真だと、ラインゴルド色の機関車がけん引しているはずなのです。調子が悪かったのかな。それとも、この会社は客車しか保有していない??

とにもかくにも、新型牽引機関車ですこし残念でしたが、うしろに続く客車は正真正銘、ラインゴルド号のもの。

威風堂々
コブレンツ駅に到着です。

朝陽が登り切っていないので、明るかったり暗かったりまーだらーではありますが…
こうして、目の前にかっちょいい列車が止まっているのは、うれしいものです。

いいですね~いいですね~、ロマンですよロマン。
日本のクルーズ列車もいいですが、いつかこういった列車で、世界中を旅してみたいもんです。

ところで…

この列車、正規の時間より20分弱遅れてきて、本来、後続のインターシティが到着する時間に被ってやってきたものだから、団体臨時列車と知らずに乗ろうとする客が続出、乗務員さんが対応に追われる事態になっていました(^^;

もっとも、後続のインターシティはしれっとホームが変えられていたようなのですが。インフォ~メ~ショ~ンの悪夢です。
(黒いTシャツの兄さん、困惑してますなw)

イイものが見られました。満足です。
7時57分、ちょうど20分遅れて、列車は出発していきました。

出発していきました。食堂車や展望車も付いた、ラインゴルド全盛期を彷彿とさせる立派な編成です。機関車がなぁ~w

さて、発車を見届けましたが、私の乗る列車の時間も迫っています。
本日はここコブレンツから出発する、ルクセンブルク国鉄の国境列車に乗り、ルクセンブルクを目指すのです。

■未知の国、へのローカル列車

これまでの旅では、朝食をホテルでとっていましたが、今回はこのラインゴルドがあったので、朝食をお願いしていませんでした。
駅のパン屋でささっと調達し、列車に乗りこみます。

時間がなかったので、外観は撮りませんでしたが…
2階建電車3両+1階建連接電車5両という、面白い編成でやってきましたよ。まるで親子電車。外観は最後に載せます。

朝食です。

ここ数日の滞在で、ヨーロッパの風習にもずいぶん慣れて、自分でサンドイッチの具が選べるようになりましたw
指さし会話…this please…の繰り返しですがw

パンがおいしいから、何食べても満足なのです。

コブレンツからルクセンブルクまで、ローカル列車で国境を越えます。約2時間。ルクセンブルク国は、鉄道があまり発達しておらず…
フランス、ベルギー、ドイツのいずれからも、2時間~3時間程度かかってしまう、やや行きづらい国。
それゆえ、日本での知名度もイマイチなんですね。

コブレンツからは、ライン川の支流、モーゼル川に沿って走っていきます。
美しい車窓風景で、二階建て車両なので、眺めがいい。

綺麗ですよ~。線路はカーブ沿いにまがっていきます。

内陸の河川ですが、かな~り大きい船が行きかっています。

と、後ろの車両から、がっちゃん、がっちゃん…と音が近づいてきて
何事か?と思ったら、車販のお兄さんでした。
なんと、東海道新幹線にもあるような車販のカートを、階段をどっかんどっかん持って、運んできたのですw

ゼエゼエ言いながら、コーヒーはいらんかね…とw

そら、買うでしょうww

往路・復路とも買ってしまいましたよ。ずるいなぁw

この風景をみながら飲むコーヒーは、おいしかったです。

1時間程度走ると、ドイツの古都トリールへ到着。
ここで、後ろの平屋5両を切り離した列車は、二階建電車の3両編成となって、ルクセンブルクへと入ります。
乗車率は、それなりかな。

トリールから数駅走ると国境を越えて、ルクセンブルク国に入ります。

ルクセンブルク国は、一人当たりGDPが世界一の超金持ち国家。
国境駅も、田舎の駅ではありますが、なんとな~くリッチな雰囲気が漂いますねw

ルクセンブルクの風景はこんな感じ。山の中ですが、大耕作地帯が広がっています。
そんなこんなで小一時間走って、ルクセンブルク駅に到着です。

コブレンツから乗ってきたのはこんな電車。カッコいいような、微妙なようなデザインですが、嫌いではない。

さて、未知の国、ルクセンブルクの鉄道をみます。
ルクセンブルク国鉄は、CFLというらしい。

CFLの電気機関車列車。この機関車はヨーロッパ各地でよくみるやつ。

別の機関車。なんとなくベルギーっぽいです。

向こうの魚顔は、フランス国鉄からの乗入れローカル電車でした。
乗ってきたものと同型・色違いといった趣。

…で

…で、ですよ

なんとなく察しているかもしれませんが、ルクセンブルク駅、
閑散としている

実は、9月末まで、ルクセンブルクとベルギーを結ぶ大幹線が、線路の置換工事中とのことで、ベルギー方面は国内列車も国際列車も、全列車が運休!とのこと。
感覚として、ルクセンブルク駅を発着する3分の2ぐらいの列車が、運休していたのでした。そんなことあるーーーーー?w

ということで、ルクセンブルクでは撮り鉄を…と思っていたのですが…
残念ながら、残念な結果となったのでした。

本当は、ここの高架橋を、がーーーっと走る列車を
撮れるはず、だったんですけどねぇ

列車の来ない、名撮影地。嗚呼。

来ないものはしかたないので、しっかり観光満喫しましたとさ。
これで終わり、としてしまうのはさすがに微妙すぎるので、次はルクセンブルク観光のことを記事にしたいと思います。

ルクセンブルク、観光するには最高でしたよ!

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!