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#13 【宰相への道】右翼

私が、「右翼」と呼ばれる方々を最初に見たのは、小学生の頃だ。
以前も述べたが、昔から軍人になりたかっただけあって、小学4年生頃から軍歌や戦史に興味を持って独自に調べていた。「その甲斐があって」と言うのが正解なのだろうか、まあ、現代の小学生にしては、かなり多くのその類の知識を蓄えていた。
そんな小学生時代に、国会のそばをバスで通ったことがあった。その国会議事堂周辺で、いきなり、どこからともなく軍歌が聞こえてきた。近くに座っていた教師に、「あれは何ですか?」と聞くと、「あれは右翼だよ。」と返ってきた。子供らしい考え方だと思うが、いや、世間知らずと言った方が良いのか、当時の私の中で、右翼というものは、スピーカーで軍歌を大音量で流している集団というイメージがついた。ただの軍歌好き集団というイメージだった。
家に帰ってから「右翼に会った」と言うと、家族は皆口を揃えて「関わるんじゃないよ」と言った。私が軍歌を好きだということを家族は知っている、右翼も軍歌が好きだ、なぜ右翼だけ嫌われるのだろうか?
そう考えた私は家族や社会科教師に質問し、以下の返答を得た。

・右翼は言葉遣いが悪い
・右翼はヤクザと繋がっている
・右翼は日本を戦争に駆り立てた張本人である

全て憶測に過ぎないわけだが、小学4年生の私にとって、大人の言葉というのはある程度の説得力があり、信じるに値するものだと思って、右翼はそういうものなのかと、聞いたとおりに考えてしまった。
しかし、小学6年生になって中学受験が本格化し、社会科目を勉強するようになって、その認識は改められた。
小学生の社会科目は日本の歴史を中心に勉強していくわけだが、第二次世界大戦の辺りを体系的に学習したことで、「右翼とは、国を憂う戦士達ではないか?」と思うようになった。もちろん、それ以前も歴史の知識を頭に入れていたわけだが、教科書で整理された歴史を学んでからは、完全に、私は、単に戦史が好きなのではなく、日本が好きなのだ、いや、日本を愛しているということに気がついたのだった。その同志が、右翼だった、そう当時は考えた。
しかし、歴史を学ぶ中で、自分が、嫌韓反中の典型的な右翼ではなく、そして、保守政党とされている自民党の主流派が掲げていた親米でもないことに気がついた。私は、反米だ。アメリカ帝国主義の犬になるのは嫌だ。日本は中露と手を結びアメリカ帝国主義を打倒するべきだ。
いわゆる右翼で、反米、親中国、親ロシア、はほぼ見かけない。しかし、この国を愛しているという点では同じである。
皆、この国を愛している。
「この国をどう形作るか?」という問いに、様々な答えを出しているだけなんだろう。
私は、真の日本の独立のためなら誰とでも手を組む。共産党だったとしても。
しかし、一番良いのは、同志を増やすことである。
だから私は、闘争組織たる「再法会」を創設した。


ーーここからは本編と関係ありませんーー
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