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2020年6月の記事一覧

(11)中学校卒業

(11)中学校卒業

この回で、中学校の記憶は終わります。本当は書き残したこともたくさんあるのですが、その全部を書き始めると結局同じことを何回も何回も書くことになりそうなので辞めました。どこまで時間を戻したら、やり直しができるのだろうかと思う時もありますが、そんな話を私がするとダンナが

「どこに戻っても一緒。最善を尽くしてやってきた。今が我が家の最善。」
と、ちょっと怒りながら言います(笑)というわけで、今回もハ

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はじめに

去年の5月のこと。落語家・春風亭一之輔と4人の弟子たちは、師匠宅で1つのテーブルを囲んで、コーヒーを飲みながら歓談していました。一之輔一門では、これが週に一度の恒例行事なのです。
当時は、一番弟子の㐂いちが二ツ目に昇進し、独り立ちしたばかり。二番弟子の与いちは前座で、毎日寄席の楽屋で働く身。三番弟子のいっ休と四番弟子の貫いちは見習いで、交互に師匠の鞄持ちを務めていました。
さて、その日の歓談の途中

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『師匠がコロナになっちゃった』春風亭与いち

「師匠がコロナになっちゃった」というLINEがおかみさんから我々弟子全員に一斉送信されてきた。

元々このメンバーでのLINEグループは組まれていない。
まっさらなトーク画面にそのたった一行のメッセージ。
普段の生活より暇になったとはいえ洒落や冗談でそのような事を言う人ではない。

子供達の誰かがおかみさんのスマホを悪戯したのかとも一瞬思ったがそんなタチの悪い手の込んだことはしないだろう。
まず反

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『不良少年』春風亭いっ休

隆、そこに座りなさい。お前、父さんが単身赴任に行ってた間に、すっかり不良になってしまったらしいな。3日前に帰ってきて驚いたよ。母さんからは何となく聞いてたが、髪はリーゼントにしてるし短ランは着てるし、思ってた以上に不良らしい見た目になっていたからな。説教? いや、説教じゃない。別に不良になったことを叱ろうってわけじゃないんだ。お前が不良になるのは全然構わない。むしろ父さんは、不良息子を持つのにちょ

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(12)中卒、肩書きのない人生の始まり

(12)中卒、肩書きのない人生の始まり

 息子2人が「ひきこもり」であることをここで書いたように、リアルの友人にもそのことをやっと話せるようになりました。しかし、その渦中は言えませんでした。仲のいい高校時代の友人たちと集まると、みんな年の近い子どもがいて、やれ受験だ、やれ反抗期だと愚痴を言い合って慰め合っていました。「今、ファッジの子はいくつ?」と聞かれれば「上の娘が高校2年生、下の双子が中学3年生、本当に反抗期で困っちゃう。」で済みま

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