本:暇と退屈の倫理学(國分 功一郎)

暇と退屈について、過去の哲学などから紐解き、深い考察をした本

 「何をしてもいいのに、何もすることがない。だから没頭したい、打ち込みたい…。」…この感覚、痛いほどわかる。

「でも、ほんとうに大切なのは、自分らしく、自分だけの生き方のルールを見つけること」

 退屈と向き合い、どうやって生きるのか?を考察している。

 爆笑した部分。人類の長い長い歴史の中で、定住するようになったのは、ごくごく最近のこと。

広い地域を移動しながら暮らすのであれば、排せつは、そのへんの茂みにすればよいし、ゴミもそこらへんに捨てても、まったく問題ない。

だから、人間の幼児はトイレットトレーニングにとても時間がかかるし、大人になっても片づけられないのは当然だ!と(笑)

人類が自然に片づけられるようになるのは、39万年後か?!

(2018/7/15著)

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