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俺のカップが火を噴くぜ・21


本日はこちら、星の王子さまカップ。

15年程前に、箱根の「星の王子さまミュージアム」にて買いました。


王子さま刻印。

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裏には星。
ちょっと文字が取れかかっています。

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実はミュージアムそのものの記憶は殆ど無し。
建物や庭園が雰囲気あって良かったなあ、というくらいです。

お庭にあった王子さま像。

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ピンバッジも買いました。

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ちなみにこの時、季節は3月。
そう、日本全国に花粉が舞う恐怖のシーズンです。

きちんと通院し薬も飲み、マスクもばっちり装備。
だが箱根の花粉は一段と厳しかった……!


何しろ目がかゆくてかゆくてたまらず、どうしてもこらえきれずについごしごししていたら、目に何とも言えない違和感が。
瞬きする度に、何かがぷにぷにとまぶたの裏に当たる。

鏡を見て「目が、目が……!」とムスカ状態に。
白目の端っこがぽこっと、米粒よりひとまわりは大きく膨らんで外に飛び出している。


もう度肝を抜かれて、予定を変更して山を降り、お医者さんに駆け込む(確か三島市)。
「これこれこういう次第で」と説明すると、お医者さん、引き出しからおもむろに1枚の紙を取り出しました。

見てみると、静岡県の地図。
地図の周囲にあちこちから線が引かれていて、「○○市・××個・△倍」てな感じで、その場所にどれくらい花粉が飛ぶのか、それは首都圏などの平均と比べて何倍にあたるのか、ということが記載されています。
お医者さんはそれを見せながら、「この時期、この辺りはよそと比べて4倍以上の花粉が飛ぶんだ、一体なんだってこんな時期にこんな場所に来たんだね!」と烈火のごとく怒る怒る。

そんなに多いなんて知らなかったんだよ……(泣)。
確かに、車で箱根の山中を走る最中、花粉の目薬のCMのごとく「風に揺れる杉林からぶわりと花粉がきな粉のごとく飛び散る様」を見て戦々恐々となりはしました。でもここまでの威力とは。


病名は
「 結膜浮腫 」
でした。
結構なショッキング映像ですので、苦手な方は検索しないことをすすめます。


更に「昨日はどうしてたの」て聞かれたので、「かゆかったので冷やしてました」と答えたらまた厳しく一喝。
「冷やす!? 目を冷やすなんてもっての他だ、涙腺が詰まるだろう!」

……いや、でも、前者はともかくとして、後者はさあ……。
そら四六時中冷やしてたら目の健康にはよろしくないでしょうが、とにかく「今かゆい」を鎮める為に冷やすのは悪じゃないと思うんですよねえ。
冷やすのと掻きむしるのでは、明らかに後者の方が目に悪いんじゃないかと。


お医者であんなに怒られたのは後にも先にもあれだけかも。
そんな訳で、いろいろと楽しくいい思い出もあったのですが、この体験が何より強烈に記憶されてしまった旅でした。
春の静岡県(プラス箱根)にはもう決して足を踏み入れまいと誓いました(笑)。

  


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