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俺のカップが火を噴くぜ・40〜後日談



タイトル通り、こちら後日談となりますので、未読の方はお手数ですがまず前日譚をお読みいただきたく。
こんな記事です。


いつも通りのマイカップ自慢なのですが、この記事を書いて数日後、1通のメールが届きました。
送り主は上の記事内にもあるTシャツを販売している会社の公式アドレス。

よくある「購入者へのアンケートとか確認のフォローメールだろう」と思って開いてみたら、これがなんとオドロキの「お礼メール」。



要約すると、「オーナー兼デザイナーのジュードです、今回はウチの製品についてnoteに記事を書いてくれてありがとう!」


バレてる(笑)。


うん、まあ、そうね、このタイミングでこの組み合わせで購入した日本人はきっとわたし一人なのだろうからして、記事さえ発見できれば特定は可能だとは思います。
思いはしますが、まさか筆名でやっているnoteの記事に対して、個人名で購入に使用したプライベートアドレス宛にお礼が来るとは想像もしませんでした(笑)。


そしてメールで知った事実、ジュードさんはデヴォンの出身で、だから勿論Cream First、なので「アナタの非常に科学的なCream First優位の理由の説明は素晴らしかった」と。

これには軽く冷や汗が出ました。良かった、ジュードさんがデヴォンの人で。
知らなかったとは言え、もしジュードさんがコーンウォールの人だったら、日英間にスコーン戦争を広げてしまいかねないところだった……。


それにしても非常にフレンドリーでユーモアにあふれた、大変ステキなお手紙でした。読みながらもう爆笑してしまいましたよ。
なんと、英文メールの後に、ちゃんと日本語訳まで付けてくださってるんです。この気配りったら。


思わず、製品のところしか見ていなかったサイトを深堀りしてジュードさんを発見。
この何とも言えないイイ笑顔。
https://appareloflaughs.co.uk/about/

ジュードかわいいよジュード。
「ウチの商品が売れた国」が赤くなってるんだけど、地図のほぼ右半分でたった一国、赤く光る我が日本(笑)。


更にサイト内のブログにこんな記事が。


成程、さすが天下のNHK、あんな一瞬の映像でもきちんと許可取ってるんですね。当然っちゃ当然ですけども。

でもってブログに載ってる日本の人のツイッターを見に行ってみたら、そちらにもしっかり絡みにいってるところがまたたまらなくかわいい。
しかも、ちゃんと日本語で。

英語圏の人って、別言語の人のSNSでも一切頓着なく「そっちが理解するのが当然」とばかりに堂々と英語でコメントしてくることが多いので、この姿勢には感銘を受けました。誤訳が心配なら、英語と相手言語両方でコメントすればいいんですものね。
他言語を使う人に対するリスペクトを感じる。いい人だなぁ。


でもこのコメントとか自分へのメールの日本語文を見るに、翻訳サイトで訳してるっぽい。
と言うことは逆に、自分の元記事は、日→英で翻訳して読んでるんだろう。
自分の記事は一体どんな英文になっているのか、といささか不安になりましてサイト翻訳かけてみましたところ、驚きの結果に。


もう完璧!
ミスがゼロとは言いませんが、ものすごくしっかりと、ちゃんと訳されている。
これは意外な驚きでした。


例えば元記事の「今コロナで大変だから、Tシャツは地の色が黒か白しか選べない、ごめんね」てくだりの訳がこちら、「"I'm sorry I can only choose black or white for T-shirts because it's difficult in Corona right now."」。
「I can」じゃなくて「You can」だろうとは思いますが、このくだけた書き方をした文がちゃんと「I'm sorry」からスタートする文に訳されてるってすごくないですか?

そりゃアルゴリズムは異なるんでしょうけど、こんなに完璧に日→英ができて、なんで英→日はいまだにあんな微妙な日本語のまんまなのでしょうか。ふしぎ過ぎます。


でもって意外なことに、英語に訳した自分の記事がめっぽう面白かった(笑)。
いや、これは多分、日本人の自分が読んでるからで、英語圏の人が読めばごくごくフツーの文章だと思いますが。

なんて言うのか、当たり前のことなんだけど、いちいち律儀にすべてが訳されてるところに何とも言えない可笑しみがある。
「欲しすぎるぞ」が「I want too much.」。
「うん、買おう」が「Yeah, let's buy it.」
「だが『CREAM FIRST』ならその心配はご無用!」が「But with "CREAM FIRST", don't worry!」。

正しい。正しいんだけど可笑しい。なんだコレ。


それにしても、こんな極東でちょろっと書いた記事が、遠く英国の販売元に届こうとは思いもしませんでした。ネットは世界に開かれているのだなあ。
おかげでたいそう幸せな一週間をすごせました。実に何とも、愛すべきキャラクターです。ありがとうジュードさん。

  

     

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