卒業写真のあのひとはやさしい目をしてた ・ 1
何せほとけですから。
やさしいを通り越し、もはや慈悲深いまなざし。
それがこの通り、ずらっと1000体分。
もう、見た目はまごうかたなき卒業アルバム。
同窓会場がまぶし過ぎます。
こちら、京都は三十三間堂より、2018年に千一躰千手観音立像が国宝に指定された記念に出された『無畏』なる図録。
千一躰すべての名称とご尊顔写真のついた有り難み果てしない逸品(千一躰目の「行像尊」のお写真だけが何故か無い……)。
それ以外にも、二十八部衆全員の立ち写真(小さいけど)、中尊坐像の千手観音のお写真、更には見開きでずらっと並んだ全景写真が見られます。凄いです。
こちらの千一躰千手観音、よく世間で「あなたに似た顔が必ずある」と言われますが、正直「そうかなあ」と疑ってました。
多少の顔の違いはあるだろうけど、もしそれが事実なら相当顔かたちに違いがある筈、でもそうは見えないよ、と頭っから思ってた。
が、こうしてずらっと並んだお顔をじっくり見ますと、違う……。
確かにこれは違う……。
やはりある程度の様式はございますので、特に女性は、なかなか「似てる」てお顔を見つけるのは難しい方もおいでかと思いますが、男性の方は相当、「そこそこ似てるかも」て仏を見つけることができるんじゃないでしょうか。
この顔の人、インド映画で見かける。
こういうおじさんおばさん、子供の頃近所にいた。
今の時代に必要な観音さん。
まあ「三密」ってもともと仏教用語なんですけどもね。
続いて自分がイケ仏だと思った方々を並べようと思ったのですが、思ったより仏数が多くなってしまい、画像に落とすのに時間が必要な為また次回にて。
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