【読書】10月に読んだ本 3冊
10月前半はコロナでヒーヒー言っていたのでほぼ本は読まず寝てばかり。
ようやく読み始めた後半で高瀬隼子さんと出会って衝撃を受け、今年出た新刊2冊を本屋で買い、現在積読中。
というかあまりに楽しみすぎて、付箋を貼りながら大事に読みたくて、読むタイミングを見計らっているのです。どうしよ。いつ読も?
そんなわけで今月も読んだ本をまとめていきます。少なめの3冊です。
おいしいごはんが食べられますように / 高瀬隼子
日本の社会の縮図を見ているかのような気持ちにさせられた。頑張ってる人が報われず、弱い人が勝つ世の中。押尾さんと一緒に芦川さんにいじわるしたくなるのは、わたしが押尾さん側の人間に正義を感じているからだと思う。読んでいてモヤモヤイライラする芦川さんの言動に対して思う二谷の心の声や行動を正当化したくなる自分もいた。結末は、押尾さんなら、そして二谷ならきっとそうするだろうというところに落ちた。いい人材こそ辞めていくのって、会社のあるあるだと思うけど、まさにこういうことなんじゃないか?
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今日はいい天気ですね。 / 群ようこ
こんなに何の内容もないのに1冊の本ができるなんてすごい(褒めてます)。でも人間の生活なんてだいたいがこんな細波の繰り返しだよな、とも思う。 今回はコナツさんの結婚、それに伴うワンピースの調達、アパートの畳替え…ぐらいなもんかな?これからも変わらずキョウコの生活は続いていくのだろう。わたしだったらちょっとバイトくらいはする。日々の生活の潤いのため。お金うんぬんじゃなく。って、このシリーズ読むたびに思っちゃう。
#真相をお話しします / 結城真一郎
長く売れてる話題作というので、期待しすぎたかな。帯にもまんまとやられた。全体的に軽め。
短編集だったから、全ての作品が独立しているふうに見せてどこかに細い線があってそれが全話で繋がってて…みたいなことかと勝手に想像していたのもよくなかった。サクッと読める手軽なミステリーって感じで、ちょっと拍子抜けしちゃった…。
11月へつづく。
最後まで読んでいただきありがとうございます。よければまた、遊びに来てください。