枯渇。

乾いた砂
手のひらからこぼれ落ちていく
私の想像力　発想力　好奇心
溢れるばかりで　手に追いつかなかったのに
枯渇している

枯れた井戸のように　何も湧き上がってはこない
この心境をただ書いていくのが　今の私にはちょうどいい
これを表現することが今の私の精一杯なのかもしれない
何かを無理やり繕っても　満足にはならない
諦めだと感じているから

こういう時に静かな曲が心地がいい
何かを無理にやろうとすると空回りする
そういう時は何もしなくてもいいと
自分を慰めればいい
無理は良くない　

いく宛もない旅に出る時のように
進んでいる電車に乗って　身を任せておけばいい
動いていればいつかはどこかにたどり着く
自分の目的地ではなくても　どこかにはたどり着く

見たくないものには目を塞いで
聞きたくないものには耳を塞ぐ
嗅ぎたくなければ鼻をつまんで
食べたくないものは食べなくてもいい

顔を背ければいい
体が拒絶して嘔吐するよりも
何も入れなければいい
無理しなくてもいい
いつかしたいことが見つかる

ただ　枯渇した自分を受け入れればいい
そうしたら楽になる
今は受け入れる時かもしれない
自分を認める　それだけでいい