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箱根日帰りアート旅〜ポーラ美術館&岡田美術館〜

こんにちは!
先日アート好きな友人と箱根へ日帰りアート旅に行ってきたので、レポ記事を書いてみたいと思います♪

大自然の中のアート満載の箱根!
夏の箱根は都心よりもずっと涼しくて、いい避暑にもなりました。

行き先は、ポーラ美術館、岡田美術館の2本立てです。


ロマンスカー&バスで箱根へ

都内から箱根に行くなら小田急ロマンスカーでしょう!
ということで、久しぶりの特急列車です。
座席ひろーい! 音が静かー!
それだけで贅沢気分です。

箱根に近づくにつれて、車窓の景色もだんだん緑が多くなります。
着く頃には緑に囲まれていて、線路脇の紫陽花の青や紫が目に鮮やか。
すでに自然に心が洗われます。

箱根湯本駅についてからは、バスでポーラ美術館を目指します。

何度か箱根にきたことがあるという友人にはお世話になりっぱなし…!
すみません!ありがとう!

ポーラ美術館は山の上の方にあるので、バスはずっと山を登っていきます。えぇ、カーブの多い山道です…!
車酔いしやすい私は気合をいれてバスに揺られます。

あまり車酔いしないという友人が話しかけてくれたおかげで、ほんと気がまぎれました!ありがとう!!

車酔いしやすい方は酔い止めや頭痛薬があると安心ですよ。

私は弱いくせに無防備だったので、友人の頭痛薬のお世話になりました。
どこまでも心強い友人…!
しっかりしろわたし…!


あこがれのポーラ美術館

ポーラ美術館へ到着。

新緑の中にあるシュッとしたポーラ美術館よ…!
ああ〜、こういうシュッとしたデザイン好きだな〜!
緑が映える〜!

中にある作品や外の自然が主役で、周りの建物は引き立て役で、でも建物もすっと建っている。

いっしょに行った友人は、「きっと好きな美術館だよー!」と行く前から言ってくれていたのですが、ほんとドンピシャ好みの美術館でした。この世界観よ!

甘くなく、自分が主役ではないけど、独自の世界観を持つ感じ。
すき!


レストランで優雅にランチ

まずは腹ごしらえ。
奮発して美術館内のレストランでランチセットをいただきました。

レストラン「アレイ」のランチセット

わ〜ん、すてきーー!
たまには豪華ランチもよきですね!

パンとスープとメインのお魚。
当日のお魚は真鯛でした。
う〜ん、おいしい!

私たちは室内でいただきましたが、その日はいい天気でそれほど暑くなかったので、テラス席も人気でした。


ポーラ美術館 展覧会「モネからリヒターへ」

腹ごしらえも済み、本命の展覧会へ!

タイトルどおり、モネに始まりリヒターで終わる展覧会でした。

そのあいだの数々の収蔵作品もすてき!
一部写真撮影可能な作品もあったので、ご紹介していきます。

まず最初に登場したのがルノワール。
印象派のほわほわ、キラキラ、の雰囲気がよくでた作品です。
パステルカラーの色調もあいまって、少女のかわいらしさがふんだんに描き出されています。

ルノワール 《レースの帽子の少女》

こちらはポスターにも使われている作品。
先日初めて参加した対話型鑑賞でも取り上げられた作品だったので、個人的に思い入れのある作品です。かわいい。

ベルト・モリゾ《ベランダにて》

実は抽象画も好きなのです。
何も考えずに、なんか好き、という感覚で見れるのが好きです。
このときの気分は青と緑だったらしく、この2つが気になりました。
左の絵の緑は、当日の箱根の新緑の緑に似ています。

左:松本竣介《街》、右:難波田龍起《生命体の集合》

今回の展示の目玉ともいえる、リヒターと並べられていたモネの《睡蓮の池》です。抽象画を見たあとにこの作品を見ると、これも抽象画のひとつのように見えてきて不思議です。

クロード・モネ《睡蓮の池》

そしてポーラ美術館が30億円で購入したという、現代アーティストリヒターの抽象絵画。上のモネの《睡蓮の池》と並べると、どこか似たもののように感じられます。

ゲルハルト・リヒター《抽象絵画(649-2)》


他にもたくさん気になった作品があったのですが、だんだん作品の方に集中してしまって写真が追いつかなくなる、、

直接みた方がぜったいいい立体的な作品もあるので、ぜひポーラ美術館を訪問してみてください!


お楽しみミュージアムショップ

忘れてはいけない、ミュージアムショップ。

作品のポストカードはもちろん、たくさんのオリジナルグッズがありました。

Tシャツやトートバック、エコバッグなどの定番アイテムはもちろん、作品をイメージしたアクセサリーなども充実。
作品のモチーフをあしらったトランプなどのグッズもたくさんです。

私はポーラ美術館のクッキー缶を買いました。
缶箱のふたがモネの睡蓮の柄なのです。涼しげ。

ミュージアムショップで密かに楽しみにしているのが書籍コーナーで、今私のなかで熱いヴィルヘルム・ハマスホイの本が気になりました。

今回はめずらしくポストカードを1枚も買わなかったのですが、帰ってから後悔しました。遅

大量の作品の数々に圧倒されて、ちょっと頭がぽわーーっとなっていたようです。

商品は無料の紙袋に入れてくれるのですが、持ち手がついていないのでエコバッグを持参することをおすすめします。


遊歩道で散策も

今回は森の遊歩道には行かなかったのですが、次に行くときには遊歩道で散策するのも気持ちよさそうだなと思いました。
気候の良いときに^^


箱根路をバス移動

次の岡田美術館まではバスで移動です。
下りの方が酔いにくいのかな?

途中、箱根駅伝のルートなんかもあり、あ!ここのカーブはもしかして! と、毎年見ている箱根駅伝を思い出してきゃっきゃしていました。
想像以上の角度の坂にびっくりです。
選手のみなさんはここを駆け抜けているのだなあ。

そんな道中もありつつ、お腹もこころも満たされて、ちょっとぼんやりうとうとしながら乗っていました。


圧巻の岡田美術館

ポーラ美術館では、西洋絵画、日本の洋画を中心に鑑賞してきたのに対し、次の岡田美術館は、日本・中国・韓国を中心とした古代から現代までの美術品を収蔵しています。

事前に友人から、すごい作品のボリュームだから駆け足でいくよ、と言われていたのですが、想像以上のボリューム感に圧倒されました!

全体的に照明をおとした館内で、作品に光があてられて浮き上がっている様子は、不思議に神秘的な雰囲気がただよいます。

紀元前の陶器があったりして、場所と空間を飛び越えてなお完璧な形を保つ作品を目の前にすると不思議な感覚になります。

日本・中国・韓国といった東洋の美術は調度品が多く、自然や動物をモチーフにしたものが多いなあと思います。

今の展示のテーマが「花鳥風月」だということを差し置いても、西洋は人間が多いけど、東洋は自然や動物が多い印象があります。

あと、「金」を画材にしているのは日本の大きな特徴かなと思ったりしました。西洋絵画にはなかなか使われないですよね、金。さすがは黄金の国ジパングと言わしめただけのことはあるのかなと思ってみたり。

そんなことに想いを馳せながら、5階まである圧倒的な量を誇る展示を閉館時間まで駆け抜けたのでした。お腹いっぱい!


帰りもロマンスカーで

駅前で甘いスイーツとコーヒーをいただいてカフェ休憩をはさんだあと、再びロマンスカーで帰路に着きます。

駅弁をほおばりながら感想を言い合ったり、全然ちがう話をしたりしながらの帰り道も最高でした。


まとめ

西洋に東洋、古代から現代までめぐって、お腹いっぱい胸いっぱいな1日でした。

まったりと自然に身をゆだね、アートに刺激を受けながら、思いつくままに思考を巡らせてそれを一緒にいる人と話したりして。

特に何かの役に立つわけでもない考えごとをしたり、考えや想いを人と共有したりするのは、とても気持ちよく充実した時間でした。

誘ってくれた友人にはほんとうに感謝です。
また行きましょう〜!

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