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こどもとうみ「スタッフみんなで作る求人条件!」

 先日、保育園のスタッフ研修をした。ガッツリみっちりの4時間。いくつかのお題のうちの一つ。一つのチームとしてどんな人と働きたいか?をみんなで出し合った。

 明るい人
 元気な人
 おもしろい人
 知識が豊富な人
 体力がある人
 力持ちの人
 自然のことをよく知っている人・・・・・から始まって、出るわ出るわ!ものすごい量の「こんな人」が集まった。

 それを今度は同じような仲間でグループを作り、そこに表札をつけていく。いわゆるKJ法のやり方。

 同じグループに入りそうで入らない。そんな微妙な「こんな人」がはみ出る。はみ出たもの同士も同じグループにならない。それなら!ともっと大きなグループにしてみる。そうすると仲間に入りやすい。段々と私たちみんなが欲しいスタッフ像が見えてきた!

 さて。今度はそれを「うちの求人条件」にするならどんな風な文章にする?私たちらしい言葉を選んで使いたいよね。そうすると、小さなこだわりがみんなから見えてきて・・・・

 対話⇆言葉のキャッチボール?
 チーム?仲間?
 個性?協調性?どっちが大切?両方だよね?
 チームワーク?やっぱりチーム使う?
 子ども?大人?全員?
 自分?自分らしい?
 大切?大事?共感?

 どんな言葉が自分たちの想いにしっくり来るのか?行き詰まる・・・・・

 するとやっぱりこれじゃない?
 『元気があればなんでも出来る!』
 猪木じゃん!
 これいいよね!
 でも、これ知らない年代の方が多いよ、若い人。
 これ掲げたら調べてくればいいじゃん。
 それくらいのことしてから面談に来て欲しいよね。
 赤いタオル首にかけてきたら合格にするか!
 そのくらい個性強い人来て欲しい!マジで?
 
 みんなで大笑い。そして、また考える・・・・・

 そして決まった!

『個性豊かな 自分も 子どもも 周りの人も大切に出来る人』
『「ココロもカラダも元気があればなんでも出来る」に共感できる人』
『チームワークを考えられる人』

 みんなで決めた条件。
 
 そして、この条件からもっと細かな項目に分けて、それを自分たちの自己評価の項目とすることに。

 こんな人たちが集まれば最強の保育集団になれるはず。

 よくある「子どもの好きな方」とかの募集条件に猛反発。そんなの当たり前だし、子どもが好きなだけではやっていけないこともあるのが、この仕事。保育士なめんなよ!笑
 これまでも合コンに行ったことのある保育士たちから「あ、保育士さんなら子ども好きなんですかぁ〜?」とか「折り紙とか出来るんですかぁ〜?」とか言われるんですよ!なんて聞いていたので、世の中の保育士や幼稚園の先生の価値ってそんなもんだよね〜とがっかりしたことが何度もある。

 この尊い仕事に誇りを持って、良い仲間たちとより良い保育環境も作り直して、これからも臨んで行きたい!

 

 

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