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子育て中のパパママに関わる時に心がけたいこと

こんばんは。
助産師のかおりです。

子育て中のパパママを
そばで見守る助産師の仕事から
学ぶことはとっても多くあります。

その学びを
noteで共有できたらいいなと
思っています。

そこで、
子育て中のパパママに
関わる人に向けて
今回はお話したいと思います。

1.子育て中のパパママに関わる人とは

すぐに思いつくのは、
保育士、
幼稚園教諭、
小学校の先生、
習い事の先生、
産婦人科医師
小児科医師、
助産師、
看護師、
助産学生、
看護学生…

そして、
祖父祖母ですね。

子どもを見守ってくれる人が
周りにはこんなにたくさんいます。

そう思うと
パパママはとっても心強いのです。

2.子育て中のパパママの心境

『子育て』とは
いい時もあればそうでない時もあります。

また、
予定もありません。
思い通りにはいきません。
ハプニングは日常茶飯事です。

仕事は自分で
ペース配分ができます。

しかし、

子育てはペース配分ができない

また、

子育てに正解はない

そうなんです。
子どもが10人いれば
性格や価値観も違うので
子育ては10通りあるのです。

きょうだいであっても
二人に同じ子育ての方法は通用しません。

そこが、
パパママが大変だと
感じるところなのかなと思います。

パパママは、
その大変な役割を
一生懸命にやり遂げようと
毎日試行錯誤しながら頑張っているのです。

3.関わる時に心がけること

では、
本題に入りましょう。

とっても頑張り屋さんな
パパママと関わる時には
しっかりと心がけることが
2つあります。

1つ目は、

感情を共有すること

嬉しいこと、
楽しいこと、
辛いこと、
悲しいこと、
全ての感情を共有するのです。

それを実践するには、

パパママに心を寄せる

そうすると、
感情の共有につながります。

例えば、
パパママに
「昨日の夜、
子どもが熱を出して
救急外来に行ってきたの。」
と話しかけられたとします。

「大変でしたね。
お子さんもしんどかったですね。」
これが感情の共有です。

話したパパママも
自分の気持ちを理解してもらえて
心がホッと癒されることでしょう。

2つ目は、

パパママのやり方を否定しない

正解のない問題を
解いているのですから、
パパママは一生懸命です。

自分のことはさておき、
我が子を育てることに必死です。

それは、

大事に大事に子どもを育てている証拠

こんな熱い思いを持って
子育てしているパパママに、
決して否定をしてはいけません。

例えば、
パパママに
「お風呂に入る前に
子どもが寝てしまったので、
昨日はお風呂に入らなかったら
あせもがひどくなったの。」
と話しかけられたとします。

「そうだったのですね。
子どもが気持ちよさそうに
寝ているところを起こして
お風呂に入れるのは
かわいそうかなと思いますよね。」
これが感情の共有です。

「あせもは
暑い時期だと、
お風呂に入っていても
できることはありますよね。」
と続けます。

これは、
パパママの気持ちに寄り添い、
「自分のせいではないんだよ」と
落ち込む気持ちを受け止めてあげます。

その後、
「あせもができやすい時期は
お風呂上りに桃の葉ローションを
塗ってあげると悪化しにくいかもしれないね」
と情報提供します。

要するに、

情報提供したいことがあれば、
感情の共有を行った後に伝える

こうすると、
パパママを傷つけることなく
情報提供ができます。

それは、

パパママとの信頼関係の土台になる

子どもに関わる人が
何気なく言った一言に、
ものすごく傷ついている
パパママがいます。

そんなパパママの
味方になれるのも
子どもに関わる人
なのです。

パパママの味方になって
ゆったりとした気持ちで
子育てができるような環境を
みんなで作っていきましょう。


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