卒業後から社会人になるまで

無事大学を卒業して、就職先も決まらないまま実家に戻った私は
相も変わらずエントリーシートは書くけれど、
もう就職したくないやという気持ちの方が強くなってしまい、
就職氷河期の終わりかけで求人がなかったという言い訳を見つけ、
ダラダラ過ごす日々が続きました。
当時はなぜこんなに丹精込めて書いたエントリーシートが通らないのか、
企業は何を思ってお祈りメールを送ってくるのか、
そんなこと祈るくらいなら他の就職先教えてよ、
って半分いじけて、半分自分を責める時間が続きました。
卒業して丁度一年経った頃、ようやく契約社員ですが就職先が見つかりました。

一番避けたかった接客の仕事だったけど、英語を使える仕事だったので、
半分諦めて入社しました。
入社と同時に辞書くらいの厚さのマニュアルを2冊渡され、
シフト制の仕事だったので、早番の日は朝6時から働き、
遅番の日は午前0時を回ることもしばしばありました。

私が入社した頃は先輩たちはベテランでかっこいいし、
さすが美人さんが集まる職場なんだなと思い、
そんな素敵な先輩方に恵まれて、
プライベートでも仲良くしてくれている先輩も多く、
仕事は変わらず難しいし、慣れないことばかりだったけど、
どうにか3年は続けられました。
丁度その頃から頼りにしていた先輩たちが続々と辞めてしまい、
職場内の雰囲気もすっかり新人さん達に乗っ取られていって笑、
この先どうしようかと悩んでいた頃に、
契約社員のランクを一つ挙げる試験を受けないかと上司から言われ、
それまでの仕事量でこの給料は悲しいなと思っていたので、
試験を受けることにし、無事合格しました。

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