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🌱起立性調節障害のリアル⑦ メンタル

現在大学1年の長男は、
起立性調節障害で長年苦しみました。
今は、あの頃とは別人のように
それなりに動けるようになりました。

高校より大学が近くなったので
起床時間が遅くなったのも好転の1要因。

しかし、恐らく一番の要因は
思春期・成長期が落ち着き、不安定な状態から
徐々に脱してきたことでしょう。

ここまで丸9年。
最初に想像していたよりもはるかに長い日々でした。

症状が出てから診断を受けるまで

起立性調節障害の代表的な症状として
「朝動けないが、夜は元気」
ということが挙げられます。

そういう姿を見た親は、まず「怠けている」と思います。
(我が家ももちろんそうでした)
「夜はゲームし過ぎているから朝起きられないんだ!」
我が家ではこれが喧嘩の火種でした💦

しかしそのうち「なんかおかしいな?」と
私は思い始めました。

頭痛やめまいが強く、頭を動かせない。
吐き気で朝食が食べられず、空腹では鎮痛剤も飲めない。
いつまで経っても治らない。

朝起きるのが遅いから睡眠時間は長くなった。
でも吐き気が強いのはなぜ?
めまいがあるのはどういうこと?

数か月経ちやっと検査を受け、起立性調節障害と発覚。
本人もなぜこんなことになっているかワケがわからず、
不安だったでしょう。

同じく、ワケがわかっていない親には
盲目的に叱られる毎日。
どれほど悲しく、辛かっただろうと
今も胸が痛みます・・・

すぐに病院に連れて行けばよかった。
そうすればもう少し早く寄り添ってあげられたのに。


自己肯定感が下がる、ストレスが掛かる

当たり前と言えば当たり前なのです。
みなさんもそうだと思いますが、幼い頃から
「早寝早起きが良い」
「早起きは三文の徳」
とされていて、世の中そう推奨されます。

親も遅くまで起きている子に
「早く寝なさいよ!」
と言ったことがない人は、ほぼいないのではないでしょうか?

起立性調節障害の子は
夜起きているから朝起きられないのではなく
「夜は寝ようとしても寝られない」
「朝起きようとしても起きられない」
のです。

幼い頃から「よし」とされていたことが
自分はどうしてもできない。
親にもずっと怒られる。
「自分は良くないことをしているのだ」
と自己肯定感が下がり、ストレスを感じてしまう・・・

2度目に長男の症状が悪化した時、
改めて小児科にも通い始めたのですが、
長男は当時すでにカウンセリングにも通っていました。

その時のお医者様には
「メンタルと両輪で治療しましょう」
と言われました。

過度なストレスは自律神経を乱します
それは大人も子供も同じ。
しかも起立性調節障害は自律神経のバランス不良です。

ただでさえ自己肯定感が下がっている。
そのうえ、ストレスが掛かるともっと症状が悪化するためです。

実際、長男も再度発症してからは
坂道を転がり落ちるように起立性調節障害の症状も悪化し、
メンタルダウンも酷くなりました。

壁に頭を打ち付けたり、血が出るまで腕を掻きむしったり。
異常なほど「食べる」に走ったのもこの頃です。
もはやこうなってくると、鶏が先か、卵が先かの世界。

先生方は
「今は症状が強いから、朝起きられないのは当たり前。
動けない時は動かなくていい。
夕方、マシになった時にできることをすればいい

と仰ってくださいました。

カウンセリングと小児科と、両方通うのは正直大変でした。
しかし、良い先生のおかげでメンタルは落ちはしたものの
低空飛行で維持していきました。

起立性調節障害は長期戦です。
子供ももちろん親も、無理に元気を装う必要はありません。
親も腹を括り、じっくり寄り添って、
メンタルキープできるよう祈ります!

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まとめ

今回は、「起立性調節障害」の症状が出てからの
長男のメンタルの変化についてお伝えしました。

「早寝早起き」が推奨されるが自分はどうしてもできない。
これは子供にとって、ストレス以外のなにものでもありません。

症状のキツさもさることながら、
同時にメンタルケアにもご注意いただければ幸いです。

今後も、実際の生活の中でリアルに起こった事象を
お伝えしたいと思います。

必要な方に届きますように✨

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