🌱起立性調節障害のリアル②

前回記事
『起立性調節障害のリアル①』
でもお伝えしました通り、
我が家の長男は起立性調節障害です。

最初に診断されたのは小４。
一度マシになったと思いきや、
再度悪化したのが中１の３学期。
ほぼ完全不登校の期間を経て
朝にめっぽう弱い高校３年間を過ごした後
この春から大学生になりました。

やはり見ていて思うのは、
成長とともに状態は落ち着いてきたな
ということ。

今現在苦しんでいる子供さん、親御さんに
少しでもヒントにしていただければと思い
私の経験上知った『リアル』を
お伝えしたいと思います。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

乗り物酔い

何度も書きますが、
起立性調節障害とは
成長期における自律神経のバランス不良。
それによってさまざまな症状が出てきます。

長男も、長い年月苦しみ、
ずいぶんマシにはなったとはいえ、
今も傾向としてはやや残っています。
そしてもうこれは
個人の特性というものなのかもしれません。

その特性のうちの１つ。
「乗り物酔いしやすい」

なんと「乗り物酔い」は、
実は自律神経の乱れと同じようなしくみで
起こるというのです！

「乗り物酔い」は３段階と言われています。

１）目から入る情報と耳から入る情報にズレが生じる。
耳にある三半規管が乗り物の加速度や回転などを感じ、脳に伝えます。
しかし、目が動かないものを見るなどしていると、
耳で感じた情報と、目からの情報がズレてしまいます。

２）情報のズレが「不快」に。
これらの情報は、脳の扁桃体に送られます。
扁桃体付近には、記憶をつかさどる海馬という器官があり、
情報のズレを過去の記憶と照らし、「不快」と判断します。

３）症状が起こる。
「不快」と判断した扁桃体は自律神経に作用します。
それにより、自律神経が興奮し、さまざまな症状を引き起こします。
例えば、胃が収縮することで嘔吐しやすくなります。

結局やっぱり、自律神経なの。

自律神経のバランスが崩れている
起立性調節障害の子供達は、
ただでさえ乗り物酔いしやすい状態に
なりやすいわけです。

しかも、もともと朝は
頭痛や吐き気を発症している場合が大半。
ベースが悪い中で乗り物に乗ってしまうと
テキメンに症状が悪くなります。

大人になっても・・・

起立性調節障害を発症した子供は
いわゆる「完治」ということは
難しいように思います。

長男だけでなく
私を振り返っても思いますが
大人になっても
やっぱり朝は苦手だったり低血圧だったり、
自律神経が弱い傾向に
あるのではないでしょうか。

・・・となると、
ある程度の年齢になっても
多少はマシにはなりますが、
体調によっては
乗り物酔いをしてしまうことがありえます。

それはもう自分の特性だと理解しながら
上手に乗り物と付き合っていけるよう
工夫していきましょうね！
（自戒を込めて💦）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

まとめ

今回は「起立性調節障害」と
「乗り物酔い」の関係お知らせしました。

長男も（私も）
体調がいまいちの時はすぐ酔います。
長男が２回目発症した頃は
電車にのって１駅で嘔吐するくらいでした😢

起立性調節障害の子供は
乗り物酔いになる可能性が高いと
経験からも言えると思っています。

今後も、実際の生活の中で
リアルに起こった事象を元に
書いていきたいと思います。

必要な方に届きますように✨

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