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ガイドブックにない隠れた絶景。「ポリニャーノ・ア・マーレ」を知っていますか?

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南イタリアの玄関口バーリでレンタカーを借り、アドリア海沿いの道を南下してアルベロベッロへ向かう。途中どこかでランチ休憩を取りたいなと調べたところ、モノーポリとポリニャーノ・ア・マーレが浮上。今回はプーリアを代表するリゾート地のひとつ、Polignano a Mareに立ち寄りました。

日本語のガイドブックではほぼ見かけませんが(そもそもプーリア州自体のガイドがとても少ないのだけど)、ヨーロッパの人たちには大人気。息をのむような絶景が目の前に広がります。

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小さな街ではありますが、この絶景を眺めるには具体的にどこに行けばいいのかな?
地元のレストランで聞いたところ「LAMA MONACHILEのことね?」と教えてくれました。

今回の旅をするまでは、こんな場所があることすら知らなかった。「こういう風な場所がある」のは写真で見たことがあったけど、具体的にどこかなんて、調べようとも思わなかった。だって行けるなんて思ってなかったから。世界には素敵な場所がたくさんあるけど、実際に自分がそれを目にできるんだもんなぁ、旅ってホントにすばらしい。

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アドリア海の青さって独特です。真っ青ではなくて、ちょっと黄みがかっているというか。エメラルドグリーンってこういうの? 違う?

ギリシャのサントリーニ島から見たエーゲ海はホント「青っっ!空も海もホントに真っ青っ!」という感想だったんだけど、それとはまた違う。どこを見ても同じ色ではないというか、絵の具を流したような、という表現がしっくりくる感じ。

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まぶしくて目が開けていられないくらい、いい天気(いかに眩しかったかは写真から伝わるかとw)。

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訪れたのは10月。一応水着は車の中にあったんだけど、指先を水につけてみたらけっこう冷たくって。日射しは強いものの、風もかなりの強さ。なのに、ヨーロッパの人には寒くないのかなぁ、みんな普通に泳いでました。後で地元の人に聞いたら「あぁ、きっとドイツ人だよ。あの人たちは気温に関係なく、海を見たら泳ぎたがるから」と笑ってましたw

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「死ぬまでに一度は見たい絶景」なんて言いますが、まさにそんな景色を見ながら考えたこと。絶景を絶景たらしめているのは、「そこに何があるか」ということ以上に、「そこに何がないか」、つまり、余計なものが周りにないことが重要なんだと思います。もしもここに、派手な看板や周囲との調和を考えない建物がひとつでもあれば、もう台なし。

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小さな街なので、レンタカーで移動する途中に立ち寄るのにちょうどいい感じ(駐車スペースがなかなか見つからないのが困りもの。無料のスペースはあきらめて、公共の有料駐車場を探すのが無難です)。ただし、水着持参で泳ぐなら、やっぱりもう少しゆっくりしたいところです。

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もしまたここに来れることがあるなら、そのときはぜひ泳ぎたいものです。

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ランチはすでに済ませていたので(それについては別の投稿で!)おなかはいっぱいでしたが、せっかくのいいお天気。ジェラートぐらい食べたいね、と物色。

おいしいジェラートを食べながら駐車場に戻り、ポリニャーノ・ア・マーレをあとにしました。

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