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転職後の変化①上司との関係

ちょうど1年前の昨日、身内だけの小さな結婚式を挙げたことを友人からのFaceBookコメントを読むまですっかり忘れ去っていた、のんびり新婚夫婦の市村です。

コロナ禍で、本当に挙げられるのだろうか、と結婚式当日の一週間前まで不安に思っていたのが、もうずいぶん昔のことのようです。

ありがたいことに、桜満開のタイミングに京都の由緒ある神社で式を挙げることができました。

関西圏に住む夫と私の共通の友人が数名、参拝客として見に来てくれて、バズーカみたいな本格的なカメラでたくさん素敵な写真を撮影してくれて、記念動画まで作ってくれて、本当に幸せな一日でした。

そしてさらにサプライズが!

なんと!私の宮崎移住後の転職先である、社会保険労務士事務所の所長とその奥様も来てくださっていました!

友人が来てくれることはなんとなく知っていましたが、まさか入社半年(当時)の私の結婚式に所長が宮崎から駆けつけてくださるとは想像していなくて、これには本当に驚きました(笑)。

思えば今の職場には、採用選考段階を含めて入社後も、私から色々と無理な相談と言いますか、お願いをしてきました。

そしてそのたびに所長も奥様も「無理」とは一切言わず、「どうしたら実現できるか」を一緒に考えてくださいました。

【相談事例】
・コロナ禍で県外移動ができないので、完全オンラインで採用選考して欲しい
・事務所にコロナ感染リスクを拡散したくないので、在宅勤務させて欲しい
・フルタイム正社員で働きながら、不妊治療もしたい

などなど、全て前例はありませんでしたが、

「お客様先にも話せる事例になる」
「おもしろそうじゃん」
「よし!やってみよう!」

と、難色を示すどころかいつも前向きな言葉で返してくださいます。

誤解を避ける為にお伝えしておくと、
「ほら、こうすれば実現できるよ。準備は整えたから、はい、どうぞ。」
と、所長や奥様が全てお膳立てしてくれるわけではないです。

もちろん壁にぶつかった時は、その豊富なお知恵をお借りしますが、
・何をやるか
・どうやるか
・どれくらいやるか
・こんな事が起こった時はどう対処するか
などを考えて、実際に頭と手を動かすのは私自身です。
もちろん、私一人では出来ないことばかりなので、先輩社員に相談して協力してもらいます。

何が言いたいかというと、
私が所長や奥様からいただいたのは、「ある程度のリソース」と「逆境も失敗も全てを包み込む受容の姿勢」と「承認の言葉」であって、

しっかりレールを敷いて、燃料も満タン、あとは自分が乗りさえすれば目的地に着く、みたいなものでは決してない、ということです。

それでも、こうした相談やお願いをしている側の立場としては、
(他の人と違う動きをして、調和を乱さないだろうか…)
(わがまま言ってるってわかってるけど、でも諦めたくもないし…)
(自分の穴を誰かが埋めてくれている…ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちが入り乱れる…)
といった気持ちになることがあります。
もちろん、人それぞれタイプや価値観によって従業員側の反応は異なると思いますが、こうした気持ちを持つ人は少なくないのではないでしょうか。

そんな中での、経営者からの前向きな言葉と姿勢が放つパワーはとても大きいです。

少なくとも私は、とても大きな勇気をもらっています。
そしてもしこの先の自分の仕事でお返しできることがあるなら、それはとことんやり抜こう!と心の底から思います。


やったことなくて不安…
本当に出来るのか?
出来なかった時の損失は?

これまでと違うことを始める、違うやり方に変える、こうした変化に対して心配になるのは経営者も従業員も同じです。
(それぞれ役割が異なるので、心配するポイントが全く同じ、というわけにはいかないですが)

それでもまずは「わかった!やってみよう!」と言い切れる、そんな経営者や管理職が今の日本にどれくらいいるかな…と思うと、やっぱり私には今の環境がとても居心地がいいし、この職場に転職できて幸せだなぁ、なんて改めて思ってしまいます。

転職活動している時、心のどこかで
(宮崎は企業の数が少ないし、やりたい仕事ができないのではないか…)
(不妊治療もしたいし、フルタイムで働くことはできないのではないか…)
と、勝手に決めつけている自分がいました。

今では、なんで自分で勝手に諦めかけていたのだろう、と不思議に思うくらい、仕事もプライベートもやりたい事ができています。
もちろん楽なことばかりではないですが、自分で選んで、理解ある職場のみなさんが全面協力してくださっていることが、私の背中を押してくれます。

なので、私もこの先もし職場の誰かが様々な事情でフォローが必要になった時には、自分のできる事で最大限のサポートをしていきたい、そんな風に心から思っています。

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