なんで勉強しないといけないの?に対する、社会人5年目の答え
こんばんは、☺(かお)です。
以前、個人指導塾にてアルバイトしていた経験を書きました。
このアルバイトをしているとき、
たまーーーに聞かれる質問がありました。
「なんで勉強せんとあかんの?」「勉強して何になるん?」
質問者は、小学生から高校生まで多岐にわたりました。
当時は、あんまりこれ!っていう回答が用意できなかったんですが、最近なんとなくつながってきた気がするので書いてみようと思いました。
大学生の時に回答していたこと
幼少期から公文に通い、塾にも通っており、その空間が楽しかったので、自分自身が、「なんでこんなことやらなあかんのやろう?」とは思ったことはありませんでした。
目の前にあるからやる。大学受験の為にやる。そんな感じでした。
だからこそ、「なぜ勉強をするのか」ということについて深く考えたことがなかったんですよね。
そんな私が回答していたのは、
「人生の選択肢を増やすためだよ。」
ということでした。
勉強が得意であれば、入れる大学の選択肢も増えるし、考えられる(あきらめなくて済む)職業が増えること、それが今後の人生において幸せに大きくかかわる。
そう考えて、答えていました。
勉強することが得意な学生さんたちより、苦手意識が強い学生さんたちの方がその疑問を持つことが多い印象を持っていましたので、特に、身近な「受験」ということに割と照準を合わせた考え方だった気がします。
今の私が考える、勉強する意味
社会人になって、大学生の時に考えていたことと違う答えを考えるようになりました。
今の私が考える、勉強する意味は、
もちろん、「将来の選択肢を増やすため」というのも引き続き。加えて、
「日々の生活に生きてくる」
です。
調べりゃなんでも教えてくれる世界になりましたが、咄嗟のコミュニケーションの時にはスマートにお話しに加わることができるためには最低限の教養として各学問必要だなと感じる訳です。
今起きている戦争や、国内政治だって、過去をもとにできているし、今享受している医療やサービスだって、過去の人の努力の上に成り立っているものですから。
例えば世界史や日本史、地理。
絵画を見るときも時代背景が関係したりするし、旅行した時に訪れる城の背景や、登場人物の関係性を知っておくことは、ただの観光地巡りではなく、昔の史人に思いを馳せる一助になります。
また、初めましての人と話すとき、キャッチーな話題は出身地やゆかりのある土地の話になります。
「あ、知りません」で終わるより、「高い山ありましたよね?」とか、「有名な果物ありましたよね?」って広げられるいい情報源だったと思います。
かく言う私は、もっぱらの理系人間で、地理も世界史も日本史もめちゃくちゃ苦手。なるべく避けて歩んできましたが、最近になってやっと、もっとちゃんと勉強しておけばよかった…頭の片隅にでも残るくらいには学んでおけばよかった…と再勉強を検討するほどです。
では、その、算数・数学
確かに数学Ⅲで学ぶ微分積分や複素平面が必ずしも生活の一部に使う時が来るかといわれると、そうじゃないですが。
簡単なところは四則演算(足し引き掛け割り)、分数計算、面積計算、
少し難しくなるとルート計算(√)、帰納法、集合と命題、みたいな感じでしょうか。
それぞれが生活のどの部分に関わるのかはあえて書きませんが、意外と接する機会は多いものです。
得意でなくとも、どんな学びをしていたか。
それだけでも頭に残っていると、「わかんなーい」だけで日々を終わらせる様なもったいないことはしないと思います。
最近は料理×数学のドラマが放送されていますよね。
「フェルマーの料理」
数学者になり損ねた高校生が料理人としての道を選び、得意の数学を活かしながら料理を極めていくというストーリーです。
そこで出てくる数式は正直よく理解できませんけど、考え方や原理などを紐解き、料理に生かしているんだぜ!っていうのは分かり、
ほうほう、学問の活かし方についても考えられるドラマになっているんだな。という解釈をして楽しんでいます。
他の学問についても感じることはあるのですが、長くなるのでまた別の機会とします。
生きていると、本当に学んできたこと、使うとき来るねんな~と思うことがあります。
親御さんみんなが、それを言語化できてお子さんからの問いに答えられるといいのですが、そういった疑問を持つような歳のお子さんとなると、10~16歳くらいでしょうか。
親の年にして35~50歳くらいでしょうか、幅はあるかと思いますが。義務教育から離れてかなりの年数が経ち、何を習い何を習わなかったかも覚えていないし、カリキュラムも違うでしょうから。なんて答えよう?ってなりますよね。
他の方のご意見は分かりませんが、私の考える、勉強する意味は、今のところまず二つ。
・将来の選択肢を増やすため。
・日常生活に生きてくる。
いかがでしょうか。もし違うお考えがありましたら是非教えてください。
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