アメリカ発!「ラーメンバーガー」を作ってみた!【レシピ公開】
いまや国民食となっている、みんな大好き「ラーメン」。
ヴィーガンラーメン、コオロギラーメン、電気チャーシュー、疲労回復ラーメンなどなど、実は今のラーメンはここまで進化していた! 最先端のラーメンや食にまつわる、あらゆる現場を徹底取材! ラーメンから食の未来も見えてくる。
新刊のラーメン・グルメエッセイ『「至極」のラーメン科学』より、「ラーメンバーガー秘密のレシピ」を公開。
果たしてどんな味なのか。試してみてはいかがでしょうか。
ラーメンバーガーを作る
アメリカンな食べ物と言えば、ピザ! バーガー! そしてドーナツ! それをアメリカの方々は全部インスタントラーメンで作ってしまうのだ。本当だ。
目を疑ったが、本当に作って食べていた。アメリカ人の発想は日本人と違う。
イノベーションとは何か? をラーメンバーガー、ラーメンピザ、ラーメンドーナツを作りながら考えたい。
まずはラーメンバーガーから。
材料は1個分で、
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・インスタントラーメン 1袋
・卵 1個
・ハンバーグ 1個
・照り焼きソース 適量
・マヨネーズ 適量
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シンプルである。とにかく簡単。簡単なので、うちの子どもに作らせる。はい、お湯にインスタントラーメンの麺を入れて。スープは使わない。
「ういーす」
袋に書いてある規定の時間だけゆでたら、麺をざるにあげて、流水で洗う。
「手で?」
手で。
「あっち! あっちーギガ熱し」
お前はバカか。まず水かけて冷やしながら、洗いなさいよ。
ボウルに移し、卵を割り入れて、麺とよくからめたらラップを下に敷いた円形の器に麺を入れる。麺がバーガーのバンズになるのだ。
上から重石(缶詰などで良い)を載せて、冷蔵庫へ。
30分放置する。冷えたところで取り出し、ラップごと引き抜くと麺のバンズである。
「すげえ丸い」
油(分量外)を少々敷いたフライパンで焼く。弱火でじっくり両面を焼いて、焼けたら取り出して、次はハンバーグ。
ひき肉から作るのは面倒だから、スーパーの肉売り場で買ったハンバーグを使う。両面が焼けたら、市販のテリヤキソースをからめる。テリヤキソースも作りたい人は、しょう油と砂糖とみりんを混ぜて作ればよい。ソースは多い方がおいしい。
ラーメンのバンズの上にハンバーグを載せる。マヨネーズをかけたら、上からもバンズで完成だ。
では試食。
「うめえ! これ、うめえ! うん、卵のとこがおいしい。卵が効いてる」
ホントだ、卵がうまいな。ハンバーガーではないが、これはこれでおいしい食べ物だ。チーズを足したり、もっと具を増やせば、リッチにおいしくなりそうだ。
考えてみれば、ラーメンの麺だって小麦粉、パンも小麦粉。細く切ってゆでるか、塊で焼くかの違いだけである。やるな、アメリカン。
【サンプルページ】
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『「至極」のラーメンを科学する』
ページ数 200
判型 四六
定価 1,540円(税込)
ISBN:9784862556226
出版社 カンゼン
発売日 2021年12月10日
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