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10年間ご愛読ありがとうございました 最終号『フットボール批評issue39』は3月6日に発売
雑誌『フットボール批評』は、3月6日発売の2023年春号(第39号)をもって休刊することとなりました。10年間のご愛読ありがとうございました。
最終号の特集は
眠れなくなるほど罪深い「PK戦」の話
PK戦廃止論をはじめとし、駒野友一氏インタビュー、PK戦がもたらす脳ストレスの回避法、PK戦ルールのグレーゾーン、データから見るPK戦の本質、ゲーム理論から見るPK戦など、さまざまな角度からPK戦の「罪深さ」を批評しました。最終号に相応しく「白黒をつける」企画が目白押しとなっています。発売をお楽しみに!
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『フットボール批評issue39』
ページ数 160
判型 B5
定価 1,760円 税込
出版社 カンゼン
発売日 2023年3月6日
最終号 特集:眠れなくなるほど罪深い「PK戦」の話
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まずはじめに言っておきたいのは、「PK戦」は面白いものではない。ペナルティー=罰という名称からして、そこかしこにネガティブな要素が散乱している。いい例として、観ている側は「アイツ、決めそうだな」とは言わずに「アイツ、外しそうだな」と言う。サッカー好きでなくとも戦犯を血祭りに上げられる残酷なシステムが面白いわけがないのだ。
それゆえ、特集企画のほとんどはネガティブなアプローチから生まれたような気がしている。冒頭のPK戦廃止論から始まり、脳のストレス、ルールのグレーゾーン……。そう、特集名どおり、まさに罪深い企画のオンパレードである。しつこいようだが、最終号となる本誌を読了したとて「PK戦」が面白くなることはない、と断言しておく。
Contents
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●休刊批評
石沢鉄平(編集部)
【好評連載】
●現代サッカーの教科書7
PA内外でのボールを奪うプレー
河岸貴/孫勝基
●フットボールの主旋律 Op.2
カオスに抗うアナリスト
〈Das große Finale〉三角形の起源
モロッコが教えてくれる「帰る場所」があるという幸せ
〈Das große Finale Zugabe〉「団子3兄弟3.0」
あなたは[3-1-6]の起源を知っているか?
庄司悟
●成り上がり監督のリアル シュタルフ悠紀
vol.4覚悟と賢さとモロッコ
木崎伸也
【特集 眠れなくなるほど罪深い「PK戦」の話】
●PK戦を廃止せよ
サッカーの決着はサッカーでつけなければならない
西部謙司
●あのPK
Interview:駒野友一(サンフレッチェ広島スクールコーチ)
当事者しか語れない、外してしまったPKとこれから
高橋大地(編集部)
●脳にもたらされるストレスは取り除けるのか
Interview:エフティミオス・コンポディエタス(「Brain Activity」代表)
「あなたが立っているその刹那、その唯一の『現実』に集中すべき」
石沢鉄平(編集部)
●「極上のPK戦」アナライズ
21人が成功した伝説の激戦から見る最高水準の攻防
ドミニク・ファイフィールド
●PKグレーゾーン
明日から使える競技規則第14条の解釈
攻劇
●データから見るPK戦の本質
すべては「究極のエリア」と「ナチュラルサイド」を巡る読み合いである
佐藤祐一
●最後は、運。
Interview:渡辺隆裕(東京都立大学経済経営学部教授)
ゲーム理論で挑めるPK戦
大場元気(編集部)
●他競技の決着のつけ方
スポーツにも存在する時間短縮の潮流
編集部
【フットボールの深海】
●大澤英雄 大学サッカー界の巨頭が来た道
〈下〉 繁栄を願う大学スポーツへの助言
清水岳志
●ネットでは探せない蹴人伝
最終回 小渡朝義(元海上自衛隊下総基地サッカー部)
自衛隊サッカーの今昔を知る生き字引
平野貴也
●「フットボールとは何か?」を考える⑫
Last theme 本題への暫定解
サッカーの周縁に立ち続けたい
井筒陸也
●壁を超えるフットボーラー 特別編
Interview:中町公祐(NPO法人Pass on代表)
プロサッカー選手の「就活」と「死に様」
田邊雅之
【連載&コラム】
●蹴人のジレンマ 龍岡歩
●Stats Football 常識を変える近未来のデータ分析 結城康平
●汚点 横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか 田崎健太
●フットボーラー経歴マニアックス 土屋雅史
●一生蹴念 サッカー論を進化させる 平岡和徳
●再構築 「世界一」からの脱却 籾木結花
●サッカー文化異論 武田砂鉄
●「サッカー本大賞2023」一次選考会レポート
●青年監督の本棚 河内一馬
●書架へのロングパス 陣野俊史
●サッカー洋書時評 実川元子
●サッカー本新刊ガイド
サンプルページ
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