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読書記録『見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑』

こんにちは、神崎翼です。
最近、といっても去年ですが、趣味にドイツ語学習が増えました。もともと言語にまつわる文化や歴史を知るのが好きなので、マイペースに楽しく勉強しています。

というわけで、今回の本はこちら。

見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑
(2019.11/野口真南著、加茂光和子絵/KADOKAWA)

ドイツ大使館公式HPで連載中の人気コラム「今週のドイツ語」が書籍化!
かわいいイラストとともに、100のドイツ語を紹介。
へんてこな言いまわしやおもしろい表現から、言葉の語源や由来はもちろん、ドイツの文化や風習など奥深く楽しく学べる1冊です。

honto商品説明より引用

ドイツ連邦共和国大使館が運営するウェブサイト「YOUNG GERMANY」にて、大使館に勤務するスタッフさんたちが執筆からイラスト制作まで行っている人気コラム「今週のドイツ語」をまとめた本です。大使館と聞くと堅苦しいイメージを持ちがちですが、ドイツの最新情報やライフスタイル、歴史やグルメ・趣味などなど、様々なドイツ情報がポップに紹介されていて、見ているだけで楽しくなるサイトです。

「今週のドイツ語」は「YOUNG GERMANY」の人気コラムの中の1つで、かわいいイラストとともにドイツ特有の言葉、その背景や文化について楽しく学べます。

私は食いしん坊なので、特に食文化に関係する言葉が印象に残りました。

慎ましくあるために「小さなパンを焼く」。
kleine Brötchen backen(Brötchen=朝食によく食べられる丸い小さなパン)
特別なソーセージは「えこ贔屓」
Extrawurst
「悲しみのベーコン」は暴飲暴食の副作用!?
Kummerspeck
あまり必要のない古い情報は、「冷めたコーヒー」。
Kalter Kaffee
くっそー! 頭にくる!
auf den Keks gehen(Keks=クッキーやビスケットのこと)

本書より抜粋

このほかにもビールやジャガイモ、ミルクなど、ドイツの食文化から生まれた言葉がたくさん紹介されていてわくわくしました。あと食べ物以外だと、猫にまつわる言葉が印象深かったです。

「猫のテーブル」は、はずれ席。
am Katzentisch sitzen
袋の中の猫にたとえる不用意な行動とは?
die Katze im Sack kaufen
飲み過ぎた次の日は「猫を頭の上に飼う」ことになります。
Muskelkater
ドイツ人の「すぐそこ」は、猫のジャンプくらい。
Katzensprung

本書より抜粋

猫はドイツナンバーワンのペットとのこと。日本も「猫に小判」や「猫の額」といった言葉がありますが、ドイツにも猫に関する言葉がたくさんあり、親近感がわきますね。

そして、特に私が「これは覚えて帰ろう」と思った言葉がこちら。

頭の中で映画が展開する状態を指すことば。
Kopfkino

本書より抜粋

直訳すると「頭の中の映画館」。意味合いとしては「空想」です。
創作が好きな人、また妄想や空想をつい日頃から頭の中で展開しがちの方には必見の言葉ではないでしょうか? 私は「めちゃくちゃ心当たりがある……」と頭に刻み込むことを決めた言葉になりました。

それぞれの詳しい意味は下にウェブサイトのリンクを貼っておきますので、そちらでどうぞ。まとめて読みたい人には本で読むのが楽なので、ぜひおすすめします。

それでは今日はこの辺で。
次の記事でお会いしましょう。

【食文化にまつわるドイツ語】

【猫にまつわるドイツ語】

【個人的ナンバーワン・ドイツ語】


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