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体罰OK!?怖かったオヤジたち-Hornet society-

❶怖かったオヤジたち

「コソコソ話しても聞こえるから、静かにしろ!」
子どもの頃、図書館で友達とおしゃべりしながら勉強していたときに、知らないオヤジから怒られました。
そのときは、ムカつくと同時に恥ずかしかったですが、怖いオヤジに何も言えずに苦い思いをしました。

❷昔はオヤジの体罰がOKだった

中学生の頃、私はスポーツ部に入っていました。
毎日の練習が嫌になり、友達とズル休みをしたことがあります。
すると翌日、顧問の先生に呼びだされて、強烈なビンタをくらいました。

高校生の頃、授業中に居眠りしている生徒がいて、その生徒めがけて物理の先生が白チョークを投げ放ちました。
すると、前の席にいた生徒のおでこに見事に直撃しました。
関係ないのにかわいそうと思ったと同時にめっちゃ怖い思いをしました。
居眠りした生徒は机ごと廊下に出されて、黒板が見えるかわからない廊下で授業を受けていました。
この先生は、剣道の竹刀をいつも持ち歩いていたので、僕らはビクビクしながら学生生活を過ごしました。

昔は体罰が当たり前で、僕らもこれが当たり前だと思っていました。

❸今ではパワハラ、セクハラ、モラハラ

今、こんな体罰があったら子どもが親に言って、問題となり、先生は教師を辞めることになるかもしれません。

現代は、パワハラ、セクハラ、モラハラが大問題となる社会です。
ビクビクしながら学校生活を送っているのは、生徒ではなく、先生かもしれません。

それは、会社やプライベートでも同じです。
だから、最近のオヤジは何も言えず元気がなくなっています。

❹ハラハラすることも必要

当時は、オヤジたちがめちゃめちゃ怖かったです。
でも今になって、これらの体験も必要だったのではないかと思うのです。

怖かったけど、オヤジたちは他人の子どもにも「社会の厳しさやルール」を教えてくれました。

現代の子どもたちを見て思うのです。
社会を甘くみていたり、根性がなかったり、自分のことばかり考えているように感じるのです。

他人の子どもでも怒ってくれる、そんなオヤジが少なくなったからではないでしょうか。

❺子育てにおけるオヤジの役割

子育てに怖いオヤジは必要です。
子どもが悪いことをしたら、怒ってくれる。
それが他人の子どもだとしても。

オヤジが怒ってくれることで、子どもは社会に出る練習ができます。
打たれ強くなります。

今の競争社会はとても厳しいです。
理不尽なことだって山のようにあります。
怒られた経験がない子どもが社会に出て、こんなはずじゃなかったとショックを受けて、引きこもるのは必然的だと思うのです。

私も、もうオヤジと呼ばれる年代になってきました。
体罰はダメだとしても、図書館で話す子どもを注意できるくらいのすこし怖いオヤジになりたいです。


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