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憧れの東京で不幸になるってホント!?-Hornet society-

❶東京への人口増加の一極集中が続いている

東京圏への人口の一極集中がコロナ化を経て、再び強まっています。
総務省が発表した住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告によると、31道府県で人の流出が前年より拡大し、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の「東京圏」では大きく転入超過しています。
現在、東京都の総人口は1400万人を超えています。
そして、30年近く東京の一極集中が続いています。

❷なぜ、東京に人がたくさん集まるのか!?

東京にたくさんの人が集まる理由がいくつかあります。

たくさんの仕事がある…東京は日本で一番大きな都市で、たくさんの企業や仕事が集まっています。だから、仕事を探している人がたくさん東京に移り住みます。

楽しい場所がたくさんある…東京にはたくさんのお祭りや楽しいイベントがあります。また、おもしろい場所もいっぱいあって、若い人やクリエイティブな人が集まる場所でもあります。

学校がたくさんある…東京にはたくさんの有名な大学や研究機関があります。だから、いい教育を受けたい人がたくさん東京に集まります。

これらの要因によって、地方に住む特に若い女性が東京に憧れて故郷を離れてしまいます。

❸「東京マウント」にうんざり

私は地方に住んでいるので、地方の力で一生懸命育てた子どもたちの多くが東京に行って戻って来なくなることが、寂しく、悲しいです。

東京の大学で目標を持って学ぶことはとても良いと思うのですが、卒業したら戻ってきてほしいというのが本音です。

今のテレビは、東京23区の美味しそうなグルメや楽しそうなイベントの映像ばかり流れます。
これでは東京に憧れるのも無理はありません。

私は、これらの東京に住むのが当たり前と思わせる「東京マウント」にうんざりしています。

❹東京こそ競争社会であり、格差社会である

私は、目標もなく東京に行くは危険だと考えます。

東京は人が多い分、戦う相手が多くなるわけですから、競争が激しくなります。
そして、成功する人とそうでない人の差が大きくなります。

成功者は高い給料や豊かな生活を手にする一方で、成功できない人は生活が厳しい状況に置かれることもあります。

また、生活費も高く、住む場所や食べ物などの価格も他の地域より高いです。

❺東京で勝者になるには他人に負けない能力と強メンタルが必要

競争が激しい環境で勝てる者は、自分の目標に向かって努力し、他の人と比べても自信を持って行動することができる人です。

また、挫折や困難に直面したときに立ち向かい、それを乗り越えるための粘り強さや忍耐力も重要です。

成功する人は、失敗や挫折を経験しても前向きに考え、自分の目標に向かって努力を続けることができる強いメンタルを持っています。

❻東京で敗者になると不幸になる可能性がある

ただ、競争社会での勝者はひと握りのため、競争で負けたり失敗したりすると、人は目標を忘れ、欲に溺れやすくなります。

欲望が強い東京で、物やお金、快楽を強く求めます。
その結果、大切なものや他人の気持ちを考えることが少なくなって、倫理観や道徳観が薄れてしまいます。

また、人が多いほど、他人と比べてしまい、劣等感を感じやすくなります。

その結果、幸せを感じることが減ってしまうのです。

❼競争が一番の目的の社会で良いのか!?

競争は新しいアイデアや技術の開発を促進し、企業が競い合うことで、より優れた製品やサービスが生み出します。
そして、私たちの生活をより便利にしてくれます。
競争こそが素晴らしく、社会の一番の目的が「競争」になっているからこそ東京に人が集中するのだと思います。

しかし、競争だけで幸せになることは難しいのではないでしょうか。
誰かが自分よりも有利な状況にあると感じると、不公平な気持ちが生まれます。

また、みんなが自分の利益だけを考えて行動すると、人との協力が難しくなり、社会全体の結束力が弱まり、社会の維持ができなくなります。

競争社会の行き着く先に、、、なにがあるのでしょうか。
世界はいま、戦争や核兵器であふれています。

❽東京都の出生率は全国最低。ホントに幸せ!?

厚生労働省が発表した2022年の人口動態統計によると、東京都の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子供の数)は1.04で全国で最も低くなっています。
そして、ずっと低下傾向にあります。

なぜ、東京の出生率は全国最低なのでしょうか。
次のような理由が考えられます。

東京で子どもを育てるのは大変です。
まず、お金がかかります。
他のところに比べて生活費が高く、お金をたくさん使う必要があります。
それに、住む場所も狭くて高いです。
東京はたくさんの人が住んでいて、家を確保するのが難しいです。
そして、東京では仕事に集中する人が多く、通勤時間も長いので家族との時間を作るのが難しくなります。

❾目的は「子育て」、「競争」は2番目で良い

子育てになんらかのかたちで関わることで、人は幸せになれると私は考えています。
社会の目的は1番が「子育て」2番が「競争」で良いのです。

隣に誰が住んでいるかもわからない東京。
狭い土地に狭いアパートが並ぶ東京。
自然が少なく、人工物だらけの東京。

子どもの成長とって良いことではありません。

地域の人が子どもたちを見守る地方。
広い土地に広い家がある地方。
海、山、川、自然あふれる地方。

子どもの成長にこれほど良い環境はありません。


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