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”人ではない家族”が”人の姿”を得る -著名シリーズの新たなる挑戦-

世間一般に”ペット”と呼ばれる”家族”持つ人達も沢山の想いを抱えたのではないかと思われる、まさかの第一話の衝撃
本日より放送を開始した、日曜朝の著名シリーズ”プリキュア”最新作『わんだふるぷりきゅあ!』で最初に変身したのは
一見主人公と思われた少女・”犬飼いろは”..ではなく
そのワンちゃん
”こむぎ”でした。


°˖✧✧˖°その”描写”

劇中、”飼い犬”であるこむぎちゃんが、いろはちゃんが人間の友達と遊びに行き自分が”お留守番”となる、”悪夢”に魘される描写も挿し込まれていました。
その先に終盤展開で命の危機に晒されたいろはちゃんを助ける為、これまでの沢山の事を過らせ震える足を奮い立たせ飛び出したこむぎちゃんの行動と想いは、不思議な変身パクトの力を介し、”彼女”を人の姿へと、そしてプリキュアへと変えました。

このことに、素敵なファンタジーのようなそれに、本当に沢山の事を感じて、私はあの辺りのくだりでボロボロに泣いてしまっており..。
どうして?と思われる方もおいでかも知れません。
でも、同様の方もきっと全国においでだったのではないかと感じるのです。

私個人は、この強過ぎる感情の自覚があって命を預かる生活を選んでは来ませんでした。
親戚や、知人友人、見知らぬ人の連れる子に、その繋がりを想う事はありました。
デジタル世界で育てた子に想い入れて”お別れ”に壊れてしまいそうな、それは疑似的とはとても言えない、かけがえのない日々への強い記憶を抱えた事はありました。
私自身の経験というよりも、全国に 全世界に居る”誰か”の ”人ではない大切な存在”と暮らした/暮らしている日々をダイレクトに想えてしまい、泣いてしまったのだと思います。

私はTwitterだった頃に今でいうXを離れているため、事前の番組公式情報も然程入っておらず、新鮮な視聴体験が出来て、そういう意味でもああいう場所に居ないのは良いことだなと思ったのでした。。
ネットで軽く”犬から変身する子もいるらしい”的な事が目に入ってしまってはいたのですが、このシリーズは人外や妖精がメンバーに居る事も過去にあったのでまぁそんな感覚程度に捉えており
それがまさか
言ってみれば”センター”である、メインのプリキュアがそうで
別世界から来た"見た目が犬や猫っぽいだけの不思議生物"な訳などでもなく
そしてこのような描写を積んで魅せてくれるとは、思わなかったのでした。。

OP冒頭で手を繋ぎ走る”ふたり”を視て、「あれ、あれこれこっちの子がこのワンちゃんなんだ..!」と初めて気付き。そこから畳み掛ける映像に感心しきりで。
今後の追加戦士としてお姉さんふたりが居る事はCMなどのビジュアルで知っていたのですが、そうなると一気に「こっちの綺麗な人はこの猫ちゃんだ..!!」と理解が飛び。

ただ、今回のシステムは 感慨だけで済まない
様々なことを抱えるのではないかとも考えてしまうのですが
さて..

(※デジタル世界の”ウチの子”とのお別れに想い入れた記録、書ける範囲でひとつだけ触れてみたものが、以前の記事に含まれていたので一応リンクしておいてみます
(※全体はかなり長文ですが、その部分だけなら、記事内目次の「ブラウザゲーム篇」で二つ目に触れている『Livly Island COR』の話が、それです▽


°˖✧✧˖°その”前作”とその”今後”

※前作『ひろがるスカイ!プリキュア』を未視聴の方にはバレとなる事を一個添えますとワンクッション置きまして

前作では放送前から新機軸として”レギュラーに男子プリキュアが登場する”という触れ込みでしたが、個人的にそれより中盤以降の追加戦士が”赤ちゃん”であった事に、男の子がどうのどころでない多様性の極みではと衝撃を受けたものでした。
今作は開幕それを更に超えて来た感覚です。。
(※Twitter的な予防線を張ると、例えば『サイボーグ009』で001は赤子な訳で、そういう”前例云々”の話ではなくてですねと一応

『わんだふる-』は今のところ4人体制までしか明示されてはいませんが
あの
1話で出て来たいろはちゃんの友人の”彼”とそのうさちゃん
これはもしやとは、思っちゃいますよね。。

出来うる限り情報が入らないよう、というかXに居なければ自然と(※Googleのdiscoveryも違法リーク情報などを精査しない情報汚染が酷過ぎてとっくに切っており)知らずにいられると思うので、放送でまた驚かせてもらいたいと思っています。
多分、この時点で「そうなのでは」と思わせてるのはどう転ぶかまだ判らない訳ですし。。
(エルちゃんとキュアマジェスティの事も本当にまっさらに放送で立ち合い、引っ繰り返るほど驚いたものでした。

°˖✧✧˖°余談:個人的な表現救済の話

私が商業方面で潰れそうだった頃に漫画を発信する楽しさを思い出させてくれたのがこれまでに体験していなかったジャンル作品での二次創作だった話は以前の記事で少し触れたのですが、実はそれが、とあるプリキュアシリーズでした。

そうした場から離れた後も、毎年の様々な工夫と表現を観届けてきており
ですが嘗てのように自身の漫画表現で返したり、単に感想を綴ったりするような事すらほぼせず静かに楽しませて頂いてきておりました。
今回は思わぬ方向から刺さってしまったのもあり、初回の衝撃を小さな記事にしてみた次第です。

どんな”返し”をしていたのか、試し読みを載せていた記事をリンクして終わろうと思います。
宜しければこちらもひとつ。。▽

インフォメーション!(*˘︶˘*).。.:*

記事はここまでですが、
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(※続きの文字は御礼文面です

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