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ベルリン世界陸上までの1ヶ月半の練習内容

レース1ヶ月前に体の調子の悪さ


前回の「夏の陸上練習メニュー、31日分の記録振り返ってみた(学生編)」に続き、今回は「ベルリン世界陸上までの1ヶ月メニュー」を公開します。

振り返ると、初めて日本代表になった大学3年のユニバーシアードから世界選手権の代表になるまでに10年かかりました。

よく、粘ったなと自分でも思います。

ここにくるまでに何度も「もう限界かな?」「まだ、自分に可能性はある?」とか色々迷ったこともありました。

ようやく掴んだ世界選手権でしたが、そう簡単にはスタートラインには立たせてくれませんでした。

レース1ヶ月前あたりに「なんか体がだるい」「体が痺れる」「体の調子が悪い」と言った状況になりました。

定期的に血液検査はしていましたが、今回も検査をしたところ軽い貧血であったことがわかりました。

調子が悪い原因がはっきりしたものの、今の状況を考えると「世界選手権に向けてガンガン練習ができない、それでも大丈夫?」と言う不安がつきまといました。

なので、練習では絶妙な匙加減が問われることになりました。

そんな状況の中での練習を公開します。

当時の自己記録

5000m-15分21秒70
10000m-31分53秒07
ハーフマラソン-1時間08分57秒
フルマラソン-2時間24分27秒

スケジュール
7/10-8/12 アメリカ・アルバカーキ合宿
8/13 ドイツ・フランクフルトへ移動
8/13-17 フランクフルト
8/18 ベルリンへ移動
8/23 女子マラソンレース

以下、世界選手権までの練習メニューです。

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