【HANATABA】漆の木をリサイクルして、日本の伝統工芸を生かす
こんにちは。
あなたの物語を保存するアフターブーケスタジオkannaxです。
カナックスから社会に目を向け、問題解決に繋がるクラウドファウンディング企画をご紹介していくプロジェクト『HANATABA』。
今回は、日本の漆サポート活動をされている「ウルシピクニック」さんによる、ウルシの木の活用プロジェクトをご紹介いたします🌳
▼漆は9割輸入されている現状
「ウルシ」という樹木から採れる樹液である「漆」は、漆器や神社仏閣などに使われてきた、日本の伝統工芸に欠かせない自然素材。そんな日本の生活を支えてきた漆ですが、現在では国産ウルシ木は激減し、漆の9割が中国からの輸入だそうです。
2015年には、文化庁から国指定の重要文化財建造物の修復には国産漆を使用するよう指針が発表されましたが、文化財修復だけでなく伝統工芸などにも必要な国産漆は最大年間30トンに対し、現状の年間生産量はわずか約2トン。これを受け、ウルシの植栽活動が広がっていますが、植栽には苗木を植えるだけでなく、そのあと15年の育成期間として草刈りや害獣対策などをしなくてはなりません。すぐに解決できる問題ではないのです。
▼伐採されたウルシの木を活用
漆を採取した後、新たに芽を出す蘖(ひこばえ)の成長を促すため、ウルシ木は伐採されますが、加工が難しいことや、漆が乾いていないと手がかぶれてしまうことなどから、伐木は活用されてきませんでした。
そこでウルシピクニックさんは、大学生たちや様々な活動グループと協働でこのウルシの伐木をアロマウッドやスプーンなどとして商品開発し、販売。その利益を生産者に還元し漆産業に循環を促すプロジェクトを開始しました。
ウルシの木材は、木工専門の方も手にする機会の少ないほど希少なものだそう。商品を買うことで、漆産業全体に貢献できるだけでなく、珍しいウルシの木の美しさに触れることができる素敵な機会に。普段目にする塗料としての漆の姿だけでなく、その母体となる木に目を向けるというのは、どんな産業でも必要な視点なのかもしれません。
▼HANATABA_Kannax respectful actions
「HANATABA」は、カナックスから社会に目を向け、社会問題の解決に繋がるプロジェクトやプロダクトのクラウドファンディングに対してリスペクトの気持ちを持ちながら、支援を行ったり、ご紹介をしていくプロジェクトです。
カナックスのアフターブーケ
カナックスは1987年に創業し、以来たくさんの方の大切なお花をアフターブーケとして残すお手伝いをしてきました。
アフターブーケは、お客様の想い出の花をお預かりし、「プレスフラワー(押し花)」または「ドライフラワー」に保存加工するオーダーメイドのサービスです。カナックスの独自の製法で、花びら一枚一枚、茎一本一本を丁寧に乾燥させ、熟練のデザイナー職人の手でアフターブーケとして想い出を形にしています。
※AFTER BOUQUET アフターブーケは株式会社カナックスの登録商標です。
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