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大臺 序乃壱

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此のお話は日本が嫌いな日本人へ…。  日本を愚かと思う日本人へ…。  日本が貧しい国であったと思う日本人へ…。  日本人として誇りを持てぬ日本人へ届ける物語。  此れは我等が…
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#卑弥呼

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 23

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 23

 実儺瀨(みなせ)達が八重国でファイトしている頃、賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) は国を千佳江(ちかえ)に任せ狸島に来ていた。勿論賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) が此の島に来ているのは狸を食べる為でも観光の為でも無い。賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) が従える千の娘達と砦と馬鹿でかい葦船を作る為である。と、言っても砦を作っているのは奴婢達である。
 さて、此の奴婢は何処で調達して来たのか ? 勿論現地調達

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大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 22

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 22

 五瀨が大王への返事を書いたのは次の日であった。伝令兵はユックリ出来ると思っていたので実にナンジャラホイな感じではあったが文句は言えない。否、寧ろ有難いと言うべきである。伝令兵は書状を受け取るとテクテクと集落からバイバイキン。来た道を戻って行った。
 其れから一月が経とうとした頃、ア国に八重国の大将軍を務める宇沙都比古(ウサツヒコ)と其の妻が到着した。宇沙都比古(ウサツヒコ)は到着するなり迂駕耶(

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大臺神楽闇夜 1章 倭 2襲来6

大臺神楽闇夜 1章 倭 2襲来6

 時は少し戻り倭族の船が進路を高天原に向ける少し前…。三佳貞達は無事帥升が乗船している船に辿り着いていた。
「ちょ…。ちょっと休憩じゃぁ。」
 外板に鉤爪を引っ掛け音義姉はグッタリである。
「分かっておる…。我も限界じゃか。」
 外板にしがみつきながら眞姫那が言う。
「二人ともだら…。 うげ !」
 波がドンブラコッコと三佳貞の口に入る。
「これこれ、既に力尽きておるんは三佳貞じゃか。」
 ゲンナ

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