オオタケ

みんなで「おじさん」という言葉の意味を悪くしすぎたせいで、おじさんの側も自分を大事にす…

オオタケ

みんなで「おじさん」という言葉の意味を悪くしすぎたせいで、おじさんの側も自分を大事にすることを放棄しなくてはいけなくなっている。 問い合わせ: ninja-bu@hotmail.co.jp

最近の記事

文体

別に元から上手くはなかったけど、最近、自分の書く文章がなんか変になってきてる。 句読点の位置とか、助詞を使う場所や回数が変で、意味が通ってなかったりすごくわかりづらかったりする。 仕事のメールとかは、なんとか見直して形整えて送ってるけど、何度も起きる文章の間違いや気持ち悪さが辛くなってきた。 自分が生み出す変な文章に妙な既視感があるなと思ったんだけど、これ、SNSやネットでたまに見る、 「なんでこんな文章になっちゃったんだよ! 」と言いたくなるようなおじさんが作る文章の気

    • 自分なりの

       会社の代表に就任して2期目もひとまず無事に終わりそうで、僕はとてもよく頑張っていた。  経営者らしいことは本当に何もしていないんだけど、それでも運営を担当していく中で、組織をこうしてみたいという思いは生まれてきた。 それは「安心と安全が担保されている環境こそが人を伸ばすことを証明したい」ということだ。 人にプレッシャーをかけて得られるものは上限が決まっているような気がして、金額に換算したら大体10億円くらいな気がする。 これは少なくないし目標とするのに充分なんだけど、そ

      • 達成しない

        ◯読書の例  例えば、「本を読むほど賢くなるわけではないということを、本をたくさん読む人ほど知っている」みたいなことがある。 さらに、その内実についてしっかり語れる言葉を持っている人までいる。 「ただ量を読むのではなく、どう読んだかだ。 もっと言えば、本を読むことで自分の何が変化して世界がどう広がったかを感じ取ることが肝要なので、読んだ量を賢さと結びつけるのは愚かだ」と言葉にできる。 本をたくさん読むことでそれに気がつき、考えが進んでいることになるため、読書の複雑系にタッチで

        • 言い方が100 言い方が200

           他人と揉めるのが苦手で、感情的になったり、怒りの雰囲気や言葉を向けるのも向けられるのも苦手だと思っていた。  自己評価が低く、プライドやこだわりがないと周りに対してはアピールしていたが、実際には他者の言動を毎秒評価して見下していた。 つまり、自分には人を査定する基準や、自分の生理において譲れないものや価値観がかなりあるということだった。 そんな感覚で生活しているので定期的に、自分が大事だと思う相手には、考えたことを伝えたい気持ちになることがある。  こだわりがあって、揉

          ファッションというより自分

          ◯マインド  「半ズボンというより自分のことが好きじゃない」というマインドがあるため半ズボンを履くことができない。  半ズボンに関しては、肌が出ているとか半ズボン男性の独特の怖さがあるとか細かい理由もいろいろある。 しかしそれよりも僕には、それを身に付けている自分の姿がみっともなくてキモくて加害的に感じるから取り入れられないファッション要素がある。 帽子とか、Tシャツをタックインすることとかもそうだ。  おじさんが、僕が何を着ればいいのか、あるいは何を着なければいいのか、

          ファッションというより自分

          ホント感

          ◯ホント感  相変わらずおじさんについてずっと考えてるんだけど、僕ももうすぐ40歳で、言動や見た目のおじさん度に「ホント感」が出てきて、毎日嫌だなと感じている。 今までは、本人はそんなこと思ってないし既得権もバリバリ駆使してるのに免罪符的に「こんなおじさんじゃダメだよな!」と言っている人のこと嫌だなと思っていたから、僕自身はなるべくこの言葉使わないようにしていたのだけれど、いざ自分におじさんのホント感が増してくると言わないわけにはいかないんじゃないかと思ってくる。 僕の場

          嫌そうにやる 

          ◯同意なき  「相手が嫌がってなかったからOK」が、完全に間違っているのはわかる。 自らの優位な立場から判断しているのがフェアじゃないし、相手が断れない状況や背景にあることも考えられない、傲慢で無自覚な態度だ。 これには議論の余地も何もなくて、浅はかな判断をそのまま批判すればいい。  これの、立場が逆なだけのパターンってあるかなと考えていた。  先輩とか立場が上の人に何かを頼む状況って、結構ある。 そして、意向を伝えた目上の立場の人が、 めんどくさいと言葉に出したり、表情

          嫌そうにやる 

          アップデートの死

           アップデートという言葉がよく使われるようになって久しいが、その内実まで考えている人は少ない。 言わなくなる、やらなくなるだけのことに「アップデート」という言葉を当てて、悦に入るおじさんが多くて嫌だなと思っていた。 考えを改めるのは簡単なことじゃないから、 「禁止」くらいの単純なことはおじさんでもできるので、行為の改めという意味を残してあげているんだろう。 そろそろ、アップデートという言葉でおじさんの甘い考えを救うのをやめるか、アップデートという言葉は行為でなく考えを改める

          アップデートの死

          複雑にしたい

           毎日しんどくて、物事を理解するのにとりあえず「これはこういうもの」と単純化して収めないとパンクしてしまうし、それほど考えなくちゃいけないことが多い。 しかし単純化するほど「それは自分が悪いから」という結論に向かってしまう考え方の癖のせいで際限なく自分を痛めつけてしまうため、生活が困難になってきた。 なので最近は、複雑なものを複雑なままに捉えられるようになりたいなと思って取り組んでるんだけどなかなか難しくて困っている。 この困り具合が、複雑な物事を捉えるのに必要な筋道という

          複雑にしたい

          記録

          ◯ブログの思い出  このブログ、もう7年くらい書いている。 読み返す楽しさというか、考えを記録しておいたことでこの時こんなふうに考えていたのかと記憶を思い出すのに役に立ったり、何度も不安に思う事柄も一度取り扱ったことがあるという事実に安心したりしている。  このブログでは主におじさんや男性や自分の既得権や嫌なところについてずっと書いているけれど、5年以上前に書いていたことでも「間違ってたわー」と思ったことはほとんどない。 世の中に溢れる男性の悪さはいつまでも新鮮に悪く、良くな

          日記2023/11/7

          ◯上限 20歳くらいの頃は、自分にプレッシャーをかけて追い込んだ時に得られるものは無限にあるように感じていた。 しかし最近は、僕に限らず、人間が自分にプレッシャーをかけて得られるものは上限って大体決まってる感じがする(なんとなく100億円くらい?)けど、安心安全で得られるものには無限の平野が広がってるように感じる。 未来に対する評価が変わったということなのか、自分のやれることの限界がわかってきたということなのか、歳をとったということなのか、いろんな説があるんだけど、いわゆ

          日記2023/11/7

          日記2023/11/2

          ◯ 行動様式 自分が生活の中でとっていい行動を、家族がしてほしい行動のみに限定した結果急速に抑うつ状態が進行している。 仕事と家事と食事と睡眠という、とって良い行動しか人生にない感覚が、心地いいのか苦しいのかがわからない。 家族の目に触れる共有部に自分のものがある、場所を占めているということの罪悪感に耐えられず、リビングの中には僕の私物を全て失くすことにした。 自分の焦燥感を表明したいレジスタンスのような行為に捉えているが、誰かがこの行動に気がつくことはもちろんない。

          日記2023/11/2

          安心安全は一理の殴り書き

           人や社会や自分や他人と関わる時に「安心と安全が保証されている」ということがいかに重要で必要かを、最近改めて感じている。  仕事でも趣味でも普段の生活でも全てそうだ。経済的な面でもそう。経済的な安心があるから、何かをするときに行動の選択肢が増えたり、そもそも行動ができたりする。 人との関わりでもそう。攻撃されない安全があるから相手とコミュニーケーションがとろうと思えたりするし、話を最後まで聞いてもらえるという安心があるから、関係を持ってみようと思える。単純に、人体について言

          安心安全は一理の殴り書き

          現象

           アイドルとか女優とか、女性タレントのオフショット動画がSNSに上がってくる時、マネージャーなのかプロデューサーなのか側近スタッフとして、小太りで半ズボンでオシャレ風にした中年男性が映り込んでくることがよくある。 いいとか悪いとかじゃなくて、まず、そういう現象ってあるよなと思った。 僕はあれがグロいと思ってて、勝手に苦しいと思っている。 天下一品に部下の女性を連れてくる上司に感じた苦しさと同じ種類のものだろう。  夏が明けて気温が下がってやっと人間らしい生活をしていいのかも

          良いおじさん 悪いおじさん

          「良いおじさん」と「悪いおじさん」という言葉があって、自分の中で、それぞれ想起されるイメージがある。 大体こんな感じだよなーって思う。 見た目とか言動とかなんとなく自分で決めている良いおじさん悪いおじさんのイメージがあって、それが本当に自分で感じたことなのか、世間の何かから影響を受けて自動的にこさえられたイメージなのかちょっと不鮮明なところもあるなーと気付かされたりする。 で、そのあと、 実際の自分の知人の中で、その「良いおじさん」「悪いおじさん」のイメージに当てはまる人っ

          良いおじさん 悪いおじさん

          夏とおじさんの本番

           今年も変わらず、夏の時期は体調がすごく悪い。  毎年同じくらいしんどいのだが、いつのまにか夏を終えて生活が続いているので、今年も死ぬほどしんどいけどまあしんどいなりに時間が過ぎるのだろうなと思いながら、過ごしている。  体調悪いとネガティブになりやすいからなのか、いよいよ本番なのかはわからないんだけど、、、 あのさぁ、自分がおじさんになっていくこと、しんどすぎない!?!?!?  このブログを書き始めたのは32歳で7年くらい前なんだけど、 その時ですら、世の中にキモい

          夏とおじさんの本番