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自分にプレゼントしたいもの (マンゴー編)


ライチ師匠のお題のトリとなりました、マンゴーです。
さて、今回の「自分にプレゼントしたいもの」のポイントを勝手に深堀すると、コレ「自分が欲しいもの」とちょっと違う。
「私から私へプレゼントしたいもの」だと思うのです。


どう違うか。
重箱の隅をつつきますが、「欲しい、ほしい!ホシイ~!」という主観より、「うむ、コイツは〇〇だから、ここらで△△でもプレゼントしておくか」という客観的なニュアンスが多いんじゃあないかと勘繰ったワケです。

ちなみに、主観で欲しいものはたくさんありますよ。
金、時間、体力、知力、時の運とコミュニケーション能力、文章力、近所にイケメン3人くらい、この世に存在する日本酒ぜんぶと、あと育児者が5人くらい要る!!………強欲のかたまりです。


ただ、いろいろ足りない自分へプレゼントしたいものとなると、


脳のシワ


です。


自己紹介にてオレンジさんが私を「軍師」と評してくれましたが、実は私、正反対の意味である「ぬたうなぎ」の異名も取っています。

■ぬたうなぎ……脊椎動物(ほぼ脊椎反射で動くとか)でアゴと小脳がない。

アゴと小脳がない。


(※ぬたうなぎというあだ名を認定いただいたのは、日本で一番忙しいと思われるクリエイティブディレクターです。お墨付き……喜んでいいやら)


ここで、家にありました『小学館の図鑑NEO 魚 新版』のP10-11をご覧ください。

P11、右側の水色の一帯、こちらは「ニシン、スズキのなかま」となりまして「アロワナ目からコイ目、ナマズ目、サケ目、アカマンボウ目、キンメダイ目、カレイ目、フグ目」などなど、錚々たるうまそうな魚たちが列しております。
「ウナギ目」もここにおりますが、ヌタウナギは違います。

両ページにわたってある一番上の茶色の線、これがヌタウナギのなかまです。
なんと約5億年前のカンブリア紀から存在し、今もなお「ヌタウナギ」。
5億年間、ヌタウナギ。


……ねえ進化、どこいった?



ヌタウナギには目もありません。
弱っている魚や死んだ魚を食べるそうです……。

「ぬた」の由来は全身からベタベタのヌタを出すからで、からめとって獲物を窒息させたり、ぬるぬるで4トントラックを転倒させたり、網具を傷めたりして漁師から嫌われているらしい……うん、そっか……。
(韓国ではおいしいものとされているそうです)


さて、クリエイティブ業界で生き延びるために必要なのは、作業を流すことではなく、アイディアを生み出すこと。

うわ、今いいことを脊椎反射で書きました。
作業を流すことではなく、アイディアを生み出すこと。
なんか……泣けてきたぞ。
できていない感がのしかかるぞ……。


だから脊椎反射で動くぬたうなぎという私へ言いたい。

立ち止まりなさい、考えなさい。
逃げないで、脳みそにシワを刻みなさい……


あ、見えないフリしてぬるぬるっと逃げ出した……!

ま~ぬたうなぎだもんね、しょうがないか。

って、そういうところを直せってことさ!


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