十六夜のSNSの世界

はっはーんここに説明いれるのか

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最近の記事

亥の子餅

落語の 「肝潰し」 に 唐土の古い医学の本に、 「夢の中の女に惚れて、命が危うくなった時に、年月揃った女の生き肝を煎じて飲ましたら、スッとおこりが落ちて、何もかも忘れて元気になった」 という話が書いてあった。   というくだりがある。  年月揃ったというのは、生まれた、年、月、日、時刻、の干支がそろっている。ということで、子でも丑、寅でも何でもよく、 辰なら辰年の辰の月、辰の日、辰の刻に生まれたということらしい。   この伝説は本当なのかしらと思って調べてみるけれど、年月

    • リサイタル

      なんとなく使ってることばは数多くありますが、今日は、リサイタル。 演奏会のことみたいだけど、コンサートとどう違うの?   リサイタルは、聴衆の前で朗誦を行う意味のラテン語のreciteから発生した語であるが,現在ではむしろ演奏会の一形式である独唱会または独奏会を表す音楽用語として使われている。今日では演奏者2~3人の小規模な音楽会もこの名称でよぶ傾向にある。この語が独奏会の意で用いられた初例は、1840年6月9日ロンドンで開かれたリストのピアノ演奏会の予告においてであるといわ

      • もろこし 諸越 ついでに 中国の歴史

        「昔、もろこしの」 というフレーズをよく耳にします。この、もろこしは、中国のことみたいです。  中国南方の越の諸国・諸族を「諸越」といっていましたが、この訓読みが、「もろこし」です。最初その地方をさしていたのが、しだいに中国全土をさすようになったといわれています。一説に、その地方から諸物が渡来したという意味であるともいわれています。  越の国は、弥生時代の紀元前600年から306年頃まで存在していた国ですが、交流があって思いをはせていたのでしょう。 で、食べ物としての、もろ

        • 唐芋

           サツマイモの原産地は中央アメリカのメキシコ中央部からグアテマラにかけてとする説が有力で、紀元前3000年以前から、メキシコ地域で栽培化されていたとみられている。  コロンブスが新大陸を発見して持ち帰ったことで、ヨーロッパへ広まった。しかし、もともと熱帯作物であったため、ヨーロッパではジャガイモのように普及することはなかった。  16世紀に南アメリカ大陸にやってきたスペイン人あるいはポルトガル人により東南アジアに導入された。日本へは17世紀初めに、ルソン島から中国を経て、

          もろこし と とうもろこし

           モロコシ(蜀黍、唐黍)は、イネ科モロコシ属の一年草、タカキビ(高黍)とも呼ぶ。外来語呼称にはコーリャン、ソルガム、ソルゴーがある。沖縄ではトーナチンと呼ばれる。文字では唐黍(とうきび)って書くんですね。    原産地は熱帯アフリカで、エチオピアを原産地とする仮説が有力である。エジプトでは紀元前3世紀頃には栽培されていた。早い時期に西アフリカ、北アフリカ、インドへ伝播し、のちに中国、東南アジアにも伝播して栽培種となった。中国に入った時期は950年頃と考えられている。古くは「蜀

          もろこし と とうもろこし

          唐物

           中世から近世にかけて尊ばれた中国製品の雅称である。  狭義には宋、元、明、清時代の美術作品を指す場合もある。 「唐」は広く中国のことを指し、唐時代に作られたという意味ではない。 また、江戸時代以後、長崎貿易で扱う舶来品全般を唐物とする場合がある。  大和時代に交流があった最も近い外国である「加羅」が、外国の意味で用いる「から」の由来であると考えられている。やがて「から」の意味は拡大され、8世紀ごろには唐を指す言葉となっていた。「唐物」という言葉の初出は桓武天皇の時代、『

          三度笠

          定飛脚  寒太郎といえば三度笠をかぶっていることで有名ですが、三度笠って何?  もとは江戸、京都、大坂の三ヶ所を巡る毎月三度8のつく日に出発させていた飛脚(定飛脚)のことを三度飛脚と呼び、彼らが身に着けていた事からその名が付いた。  らしいです。  毎月3回というのは、市でも聞きますから、時間の単位としては、一週間7日間区切りより1か月を上旬中旬下旬に分ける10日間区切りが一般的だったんでしょうね。 笠  笠といえば、三度笠、阿波踊りの笠、虚無僧の笠などが、おもいつきま

          バリック

           ワインを貯蔵する小樽のこと。    (ボルドーでは225L 、ブルゴーニュでは228L)  一方、大樽は450~2400Lまでさまざまな大きさがあります。  バリックは新樽の時に重さ50kgですが古くなると水分を吸って重くなります。樽にワインが入っていると250~300kgぐらいになるんですね。  樽が使われるのは、発酵と熟成の段階です。樽の、木は空気をちょっとずつ通します。  適度な酸素供給で、赤ワインは色素が安定し、タンニンが和らぐといった効果が表れます。樽の大きさ

          如雨露

           蓮の葉の茎から水を流して、葉の先から水を噴出させる、蓮の葉シャワー。蓮根の空気が、直接外界とつながっているのに驚きました。蓮と水といえば、蓮の花托からから水が出るのがあったなあとおもってしらべて、如雨露の水の出口を「蓮口」ということを思い出しました、  「じょうろ」って漢字で如雨露って書くんだっていうのも珍しくていい当て字だなと思いましたが、ところでなんで「じょうろ」っていうんでしょう。  水の噴出を意味するポルトガル語「jorro」、もしくは、同じくポルトガル語で「水差し

          伊甚国造

          は、古事記に出ていて、関東地方に伊甚国があったことを示唆しています。 古い国名というのは何らかの形で現代に痕跡が残っているものであるが、「いじみ」って聞いたことがないなあと思って調べてみました。 いじみ、いずみ、と音が変化し、いまでは、九十九里浜の南端のいすみ市として残っていました。また、あてられていた夷隅の文字は夷隅川として残っていました。 https://chiicomi.com/information/1890478/  古事記ではこの人たち出雲からきてることにな

          豆腐と芋の炊き合わせ

           小野といえば、小野芋子、小野豆腐、など食べ物の家系として有名ですが、変わり種として小野篁(たかむら)という人がいます。  百人一首に出てくる人は、政権にかかわった人以外で親しみのある古代人ですが、小野篁もそのひとりで、  わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣舟 を読んだ人です。  小野照崎神社の由緒によると、小野篁は御祭神で、852年(仁寿2年)、篁公が御東下の際に住まわれた上野照崎の地に創建され、寛永寺の建立とともに現在の地に遷されました。    はるば

          豆腐と芋の炊き合わせ

          田又土

            小𡌛𤋜崎神社 の呉朱印の画像をみかけました。 2番目の文字「堅」じゃないしい。田又土で検索したら、野の異体字でした。 小野〇崎神社で検索したところ、小野照崎神社であることがわかりました。 また、「𤋜」は照の異体字でした。  御朱印ブームであることは薄々感じていましたが、様々なタイプの御朱印、月ごとの御朱印、デジタル御朱印などがでていて、神社の新しい経営様式なんだなあと思いました。 字体 とは、図形を一定の文字体系の一字と視覚的に認識する概念、即ち文字の骨格とな

          カルガモ

           カルガモは、マガモ属に分類される東アジアに分布する鳥。先端部の黄色いくちばしが特徴です。  マガモが、夏に北方で繁殖し冬に南下する渡り鳥であるのに対して、カルガモは、本州以南では、渡らない。北海道では夏鳥です。 和名は万葉集に歌われた「軽ケ池」に夏季も含めて見られたカモであったことに由来するといわれている。  河川、池沼、海上など水辺にすんでいて、草の葉・茎・草の実などを主食にしています。昆虫や魚なども食べています。 余談。アヒルはマガモの家禽品種、アイガモは、野生のマガ

          ふっさ

          「ふっさ」という地名は音が富津に近いので、千葉の海岸にある地名だと思っていた。ふっさ周辺のことについての配信があったので、検索してみると、「福生」という文字が、候補としてでてきた。 地図がグーっと東京との西側に移動した。そこには「米軍横田基地」が。横田基地って、神奈川県にあると思ってたのに、こんなとこにあったとは。 米軍基地問題ってわかってないことを再認識いたしました。

          京浜港

           地図を見ていたら、「京浜港」という文字がめについた。結論から言うと東京港、川崎港、横浜港をひとまとまりとしてとらえたときの呼称のようである。  港のことは、港湾の秩序ある整備と適正な運営をはかるとともに,航路を開発し,保全することを目的として1950(昭和25)年に制定された港湾法で規定されている。  21世紀になって、京浜港という名前がちらほら出ているが、平成22年 2010 京浜港(東京港・川崎港・横浜港)が「国際コンテナ戦略港湾」に選定のときに、ちゃんと定義されたよう

          ビート

           あいかわらず、目の前の矛盾を気にしない、いいかげんな生き方をしていたという一席。  遠目に見るとビートと廿日大根は、赤いかぶのように見えますが、切ってみると血が滴るように赤いのがビート。表面だけ取り繕っているのが二十日大根です。  ビートといえばテンサイのことだと思い込んでいましたが、ビートを食べたときそんなに甘くないことを気にしていませんでした。  ビートには無数の栽培品種があり、葉菜のフダンソウ、砂糖の生産に使われるテンサイ、そしてテーブルビートとして知られる赤い根菜