プレゼントをもらおうとしない子どもたち
小6のA君のお家では毎年クリスマス間近になると
サンタさんに手紙を買いて特定の場所に張り出すルールだそうです。
それをサンタさんが見てプレゼントの準備をしてくれる仕組みです。
でも、彼、A君はクリスマス・イブになっても
サンタさんへのプレゼントのリクエストを貼り出さなかったそうです。
そのことでお父さんやお母さんに
なんで書かないの?と聞かれます。
彼は、
「あ、書いたんだけど貼るの忘れてた!」
と言ったものの、
結局その紙を貼り出しません。
両親も、
「お前、貼らなかったらプレゼントもらえないよ」
と促したそうですが、
彼は何も言わず、
結局その年はプレゼントはもらわなかったそうです。
いったい彼に何が起きていたのでしょうか?
彼はここ数年学校に行けていません。
詳しいことはわかりませんが、
どうやら学校で先生や友達たちと何かあったそうです。
両親も詳細はわからないそうで、
本人も自分でもうまく言葉にできないようです。
彼には3つ上のお兄ちゃんがいるのですが、
お兄ちゃんは好きなものを買ってもらい、
好きにやっています。
でもそんなお兄ちゃんと対象的に、
彼、A君は自分のやりたいことや
好きなことをはっきり言いません。
そして僕から見ると、
ちょっとやりすぎなんじゃないかと思うくらい
9つ離れている弟の面倒を見ます。
どうやら学校に行けていないことが
彼の振る舞いに影響しているようでした。
それをなんとなく本人もわかっているみたいで。
知らない大人の目を真っ直ぐ見るのが怖くなってきたとも言っています。
自信を喪失し、自己肯定感が下がっていることはすぐわかります。
弟の面倒をよく見るのも
少しでも自分を肯定しようとしているからなのかもしれません。
クリスマスプレゼントをもらおうとしなかったのは、
彼の中で学校も行けないような僕が
クリスマスプレゼントなんかもらう資格ない。
と思っているのではないか、
と彼の父は想像しているそうです。
自己肯定感が下がるスパイラルに入ると、
自己肯定感を下げている原因
彼の場合だと「登校する」ということ
に向き合うたびに、
更に自己肯定感が下がるという
負のスパイラルに入っていしまいます。
彼の自己肯定感はどうすれば回復するのでしょうか?
僕もこれに関しては軽はずみに
答えじみたことを言うことはできません。
子供は自分が感じていることを
うまく言葉として表現できないことが多く
また周りの大人たちも本当にその子を理解できているのかどうか、
それも疑わしいことが多いですね。
僕の経験からすると、
自己肯定感が低い、
ということがなにか良いことにつながることはありません。
できれば、可能な限り、
自己肯定感を下げない工夫が必要です。
ただし、子どもたちは自分で工夫をすることは難しく、
そして周りの大人達も子どもたちから
的確に情報を得るのが難しかったりします。
同じような悩みを抱える子供や
親たちはたくさんいます。
僕もその親の1人です。
みなさんならどうしますか?
よかったら教えて下さい。
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