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夢の話

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狂った夢を見がちなので、記録したり、それをベースに文章を書きます。狂って見えるかもしれないけど、実際のところ性格はとても明るく愉快です。
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#小説

透明の鼻水は卵白

透明の鼻水は卵白

カップラーメンにお湯の代わりに悲しみを入れて3分待って空けたら、中には私の笑顔の顔写真が入っていた。それ以来、わたしはわたしの人生に興味がなくなってしまった。

何も無い畳の部屋のなかで、わたしは当然の如く全裸で寝転んでいた。まるで赤ちゃんみたいに手足をぎゅっと身体に寄せて、天井の模様をじっと眺めていた。もちろん、天井の模様がアハ体験のように徐々に変わっていくなんて素敵な出来事は一切起こらないまま

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いぇーいばーかタンバリンバンテリンにこにこ鱗粉サヨナラホームラン

いぇーいばーかタンバリンバンテリンにこにこ鱗粉サヨナラホームラン

20歳を越えたくらいからずっとクライマックスの感覚がある。今、自分が生きている時間は人生のラスト2~3年くらいな感じがする。

何も無い毎日でキモすぎる。

中学生のとき結局みんなぬるま湯の中で馬鹿だった。今という今は、冷えた水になってしまった。

あの頃のみんなはこの日本のどこかで何か重大な事件を起こしているのか?

東京中の芸術家を目指している人たちの家にトラックが同時刻に突っ込みみんな死んだ

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ぼくらそぼろほくろだぼく

ぼくらそぼろほくろだぼく

夢を見ていた。

私は、夢の中でメンタリストのDaiGoを精神的に追い詰めようとしていた。我ながら、なんて大胆不敵なんだろうか。
まず、私はDaiGoを椅子に縛り付ける。そして、映画『時計仕掛けのオレンジ』でお馴染みの、主人公アレックスがいかつい器具で強制的に目ん玉さらけ出し状態にさせられ目薬なんかもポトリポトリ落とされ、残虐な映像を見続けるあのシーンのように、とある動画を延々と見せ続ける。
その

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