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45歳の訓練修了証。

昨日は職業訓練学校のWebデザイン科の修了式でした。

あっという間の6ヶ月。
最後の時間に一人ずつ感想を言って修了証をもらう。
私はアミダで一番に。

いつも事前に考えて予習していくのに、今回は準備をほぼしておらず、結局今受けているパンフレットの仕事の原案が出来たのでそれを見せて説明をし、5 月にAdobeを思い切って入れたけど、それのもとはペイ出来たというどうでも良い話をして終わった。(ちょっとは手に職が付いたという話)

本当にしたかった話はそんなことじゃなくて、私はいつもそうなんだけど、本当に言いたいことがその場で言えないところがある。


私が3月下旬にこの学校に入った日。自己紹介があると思い、横川裕之さんの自己紹介本まで読んで事前に30秒自己紹介の練習をして臨んだ。


Facebookに投稿したそれを思い切って披露する。

明日から職業訓練学校に急きょ行くことになり、マジで自己紹介考えてました。
旦那に言ったら笑われて、しんどい生き方してんなぁ〜と💦
ハイ!それが私です😅
30秒自己紹介。


はじめまして。○○○と申します。
皆さんビリギャルという映画はご存知ですか?
私はギャルという年齢ではないですが、このクラスで15番目、つまりビリ入学しました。
ここに来た目的は、「これからの人生を自らデザインするためです。」半年間よろしくお願いいたします。

私は、この学校から不合格の通知を貰っていたのだ。そして次の学校の下見に行ってランチしている時に電話が鳴ったのだった。
そう、辞退者が出たので繰り上げ合格。学校開始一週間前だった。


この半年間で、illustrator、photoshop、wordpress、HTML、CSSを勉強した。
webを勉強したかったのは、旦那が営業もせず、広告も出さずにHPだけで集客し仕事していることを単純にすごいと思っていたし、webプラス何かが出来れば無敵になれると思ったから。それと、デザイン系ソフトを使えるようになりたかったからだ。


私は人生迷走中だった。

20代はがむしゃらに好きなファッションの仕事をし、仕事:プライベートは、7:3

30代は家庭中心に地元で働き、仕事:プライベートは、3:7

45歳になる今年、何かを見つけるために学校へ通った。何がしたいのかわからないまま、Facebookグループで学び、制作物のアウトプットと自分のファン作りをするためにnoteで発信すると断言し、有言実行取り組んできた。

学校では今まで周りにいなかったような人達と出会い、カルチャーショックだった。
SNSで書くことが禁止されているため詳しいことは今まで何一つ書いていないが、恵まれた環境で今まで働いてきたことをひしひしと感じさせられた。

年齢もみんな私よりずっと若い。仕事のキャリアもあまりない。でもみんな私なんかよりずっとしっかりと目標を持ち、就職活動もしていて、クラスの半分ぐらいは就職が決まっていた。

私と言えば、生き字引のように経験値だけ高く、偉そうなことを言っていたのかもしれないなと恥ずかしい限り。

私が若いクラスメイトに分からないことを教えて貰って、それでなぜか出来なかったら、私は出来ないわぁ、で終わってたのに、その子は私のことなのに先生に聞いてまで解決してくれた。

私は、年齢相応にコミュニケーション能力もあるが、諦めも早くなっていることに気付かされたのだった。

私が本当にみんなに伝えたかったのは、みんなが最後に話してくれたようなこと。
みんなの朝礼を聞くのが趣味等垣間見れて楽しかった、みんなの作品を見るのが何より楽しみだった、最後の課題の発表はスキルアップが素晴らしく感動した、半年ぐらい引きこもっていた沈んだ気持ちが学校へ通い元気になった、みんなのお陰で社会復帰出来るかもと言うぐらいになった、このクラスだったから最後まで通えた。そんなことを言いたかったのに、何一つ伝えられず終わってしまった。
みんな本当に素直で真っ直ぐに一生懸命だった。

私は目的地も持たず船に乗り込んだ。
学校は方舟ではない。乗っていたら目的地へ着くわけじゃないのだ。

クラスメイトは私に沢山のことを教えてくれた。目標を持って頑張ること。諦めないこと。

私が歳を重ねるごとに少しづつ疎かにしていたそのことを、痛いぐらい気付かされた。

人生の人生を自らの手でデザインする

私はこれからもゆらゆらと揺れ動くと思う。何度も道に迷うかもしれない。だけど、諦めない、このことだけは忘れずにこれからも日々勉強していこうと思う。

最後の修了証を受け取る時のみんなの笑顔、マスク越しでも嬉しさが伝わりじんわりと喜びが広がっていった。

クラスのみんな、半年間ありがとう!!

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