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【エンジニア海外就職】リモートワークができる時代でも現地へ行くほうがいいのか

ども、カニカマです。カナダでアプリを作ってます。CoCo壱番屋のカレーが恋しいです。


ITエンジニアの利点の1つとしてリモートワークが出来ることがあげられます。
会社によってはフルリモートで働けて、一回も同僚に合ったことがないみたいなことが起こりうる。

これによって何が起こったかと言うと世界中のエンジニアが世界中の会社で働くことが出来る選択肢ができたということ。
これ自体は素晴らしいことだと思うし世界がまた1つ進んだのは間違いないが現実的にはどうだろうか?

日本から世界中の会社に就職してリモートで働けるだろうか?

答えとしてはなかなか難しいので就職するなら現地へ行ったほうがいいのではと思っている。

海外からフルリモートの難しさ

タイムゾーン

タイムゾーンの違いはかなり厳しい。
GAFAみたいな会社で世界中に事業所があって24時間誰かが運用する必要のある会社以外は、リモートワークといえど大体同じタイムゾーンで働くことが前提である。
時間がズレたチームと働くのは結構難しい。

例えば日本とアメリカ西海岸であれば17時間の差がある。
アメリカ西海岸時間で始業時間である朝の9時に日本は夜の2時になる。
これで同期的に働くのはかなりきつい。どちらかがかなり頑張らないといけない。
同時に働かなくても成立するのがエンジニアの仕事とはいえチーム開発である以上、一緒に働いていたら一瞬で解決することも時差のせいでスピードダウンせざるをえない瞬間があるのである。

レイオフ

会社がレイオフしなければいけなくなった時に、悲しいかな真っ先にレイオフ対象になるのはリモートワークの人になることが多い。もちろんパフォーマンスがかなりよかったら話は別だが、もし同じであればリモートワークの人がレイオフの対象になりやすい。

人間の心理的として物理的に合ったことある人や近い人のほうがより親近感を覚えやすい。

そういう意味でも物理的に近いというのは有利なのである。

そもそも入社がむずかしい

僕のカナダの会社でもひとたびポジションを募集すると世界中から履歴書とともに応募が殺到する。すぐに1人のポジションに200、300は普通に飛んでくる。

特にインドからやアフリカから直接応募で完全にフルリモートを考えている人の応募がすごく多い。
もちろん応募条件に国籍などで分けているわけでもないしインドの人の同僚はたくさんいるが、残念ながらこの人たちが入社するチャンスはかなり薄いだろうと思う。

信頼関係がすでにあってリモートワークへ移行するならまだしも、わざわざいきなり知らない人を別の国からタイムゾーンも無視して雇うのはあまりない。

会社の規則

GAFAクラスの大手が最近は「リターン・トゥ・オフィス」で週に数日出社を必須にしてる動きがある。
GoogleもAmazonもMetaも数日は出勤しましょうってことになってきている。Zoomでさえ言い出してるので「誰が言うてんねん」と誰もが思ったと思う。

大手のそういう動きに他の会社でもフルリモートは難しくなってきている。

またそもそも会社の業界の規則やデータの扱いの問題で国内のみの採用としている会社もある。

というわけで

こういう理由から海外で就職するならやっぱり現地へ行ったほうがいいんじゃないかなーと思いました。

現地へ行くことでやっぱりアクセスできる情報量も違うし、その国の人たちの文化や考え方が理解しやすくなる
実際問題として物理的距離は信頼を生みやすいという非合理的判断も人間の性としてあるわけです。

なのでリモートワークが通用するITの世界だが、海外の会社へフルリモートで就職するのはなかなか難しいんじゃないかなと思いました。

興味があれば実際に現地へ行ってチャレンジしてみてはどうでしょう?

ではでは。


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