見出し画像

４００万エンジニアと８００万エンジニアの違い

かにかまトマト

ども、カニカマです。カナダでアプリとかを作ってます。

先日あるXの投稿がバズってて面白かったので自分なりに考えてみました。
元ネタはこちら。

４００万のエンジニアと８００万のエンジニアの差は何だと思いますか？

僕の結論からいうと「技術的な差よりもどの会社・どこにいるかの差が大きい」ということです。

前提条件によって答えは変わりそう

ただこの問は前提条件によっていろいろな解釈ができそう。

両者が同じ会社の場合

これは同じ会社で２倍も給料が違うわけだから、きっと両者に大きな差がありそう。

キャリア年数の違い
新卒と１０年勤めてるとかでは、会社のビジネスや技術に対する知識が違うわけでこのくらい差があっても不思議ではない。
それから会社の給与テーブルが年功序列とかなら、技術に関係なく差が出てきます。
逆を言うと、いくら技術力があっても年数がないと、その給料テーブルからはみ出せないことも考えられます。

ポジションや責任の違い
言われたことだけをやる末端の作業者と、システムを考えて技術の選定やチームを引っ張ったりする人では同じキャリア年数でも給料に差があるだろう。
またビジネスサイドとの交渉や会社の業績に責任がある人はその分給料にも反映されるはず。

技術力の違い
ソフトウェア開発において５人のダメな人より、１人の優秀な人の方が生産性がはるかに高いということは普通に起こる。
そこを評価してくれる会社であれば２倍の給料の差があっても不思議ではないが、結局ポジションや責任が加わっての給料になるだろうと思う。
純粋な技術力の勝負、同じポジションの技術力の違いだけでここまで給料が変わることは少ないと思う。

なので同じ会社の場合は、４００万エンジニアと８００万エンジニアではポジションや責任、年数によって差がありそうかなと思います。

違う会社の場合

比べるのが違う会社でもいいのであれば、大きく話が変わってくる。

会社の規模
ひとつは会社の規模は重要な要素である。

例えば、スタートアップと外資のGAFAみたいな会社では出せる給与が全然違う。
同じように新卒で入っても、片方は４００万で、もう片方は８００万みたいなことは全然ありうる。
全く同じスキルであっても、所属している会社によって大きく差が出る。

僕が最初入った会社は、超のつくスタートアップだったので給料は安かった。
その後、全く同じ業務内容の会社に転職しましたが、その時は給料が2.2倍くらい上がりました。もちろん全く同じ業務内容でもです。
会社によってそのポジションに出せる金額が違うわけで、当然大きい会社の方が有利である。

会社の業界
あとは会社の業界や業種とかでも差が出てきます。
儲かってる業界のエンジニアならより給料はよくなるのは想像に容易いですね。

なのでどんな会社にいるかがほとんどを占める大きな要素と言っても過言ではない。
技術力の違いは実は考慮される順番的には低いのかなと思います。

会社の場所
その他でいうと「どこにいるか」も重要な要素ではあります。

例えば会社が地方都市なのか東京なのか。

もっと大きな視点で見るとどの国にいるか。
日本のエンジニアとサンフランシスコのエンジニアなら、技術力が全く同じでも給料はかなり差がありそう。
アメリカのエンジニアの平均年収は１０００万で日本は５００万くらいらしいのだが、日本のエンジニアが２倍劣ってるとは全く思わない。

これは働く場所がどこにあるかが大きな要素だということです。
発展途上国にいけば給料が安いのかなってのは誰でも想像できます。

僕が住んでるカナダでもこの問題はあります。
カナダはアメリカ本社の会社が多いんですが、同じ会社・業務・ポジションでカナダで雇われてる場合と、車で２時間ほど走らせてアメリカで雇われてる場合では給料が結構違います。

同じことやってるのだから同じ給料くれよって思うのですが、物価などを考慮するとそうなるみたいです。そりゃVISAがあればアメリカ目指しますわな。こんなに近くてもアメリカはやっぱり遠い。

ということで

年収や給料は必ずしも技術力や経験に比例しないですよって話です。

それよりもどんな会社で規模がどのくらいの会社なのかが大きなポイントになります。
もっというと場所がどこなのかも大きな要素です。

給料を上げたいのであれば、自分の技術力や責任やポジションを上げていくのもいいですが、働くところを変えたほうが早いことも多いです。

同じスキルでもっと給料を出せる会社が待っているかもしれません。
エンジニアなら海外まで視野にいれたら、もっと選択肢が増えるかもしれません。考えてみてはいかがでしょう？

ではでは。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

108,282件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？