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【読書感想】 密室の如き籠るもの
密室の如き籠るもの 三津田信三
そうきたか〜(〃'艸'〃)‼️
乱歩の密室トリックの説を用いて細かく推理。
そして真相は……すごすぎる…߹ㅁ߹)💕
旧家の猪丸(いまり)家に現れた記憶のない謎の女・葦子(よしこ)は、開かずの間だった蔵座敷(くらざしき)で“狐狗狸(こっくり)さん”を始める。
だが、そこは当主・岩男(いわお)の前妻たちが死んだ場所だった。
刀城言耶(とうじょうげんや)が訪れた日も“狐狗狸さん”が行なわれるが、密室と化した蔵座敷の中で血の惨劇が起こる。
表題作他、全4編を収録した“刀城言耶”シリーズ第1短編集。(講談社文庫)
刀城言耶シリーズ短編集第1弾‼️
【首切の如き裂くもの】
元侯爵家の令嬢が、喉を裂かれて殺される事件が発生。
行き止まりの路地突き当たりには、氏神様が祀られている祠がある以外は、何もない場所だった—。
ちょ……これすごいよ。
このトリック解けたら拍手!(๑•∀•๑)‼️
【迷家の如き動くもの】
毒消し売りの少女が峠を越えた所で見かけた奇妙な家。
しかし、もう1人の少女は、見ていないと言う。
家が動いている?
すると、山で出会った商売人の男に「マヨヒガ」の話を聞く…。
動く家の謎。
迷家の中で夜をやり過ごす描写が怖い……。
すごく面白かったです‼️
必ず思いがけない展開がある所が、言耶シリーズの魅力です(〃´-`〃)💕
【隙間の如き覗くもの】
多賀子は昔から「隙間」を嫌う。
小さい頃から襖やドアの隙間はきちんと閉めるように祖母から厳しく躾けられていた。
林間学校の就寝時間、襖が少しだけ開いていた。
覗き込むと、そこでは友人同士のやりとりが見えた。
過去や未来が見える隙間。
覗くと、向こうからも覗かれて…\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
これもまた、すごいトリックでした(^▽^;)
【密室の如き籠るもの】
猪丸家に突然現れた謎の女、葦子。
記憶がなく、怪しいが、当主に気に入られ嫁入りする。
前妻が2人、謎の死を遂げた蔵座敷の2階で狐狗狸さんをはじめる。
すると、よく当たる占いとして評判になる。
コックリさん…。
勝手に狐の霊だと思っていましたが、違うみたい(^▽^;)
欧米にも、ウィージャーボードというのがあるそう。
この話で出てくるのはハート型の板に鉛筆を差し込んで使う自動筆記版。
興味深いですね。
コックリさんの事だけではなく、トリックと推理方法について細かく解説しています。
面白い❗️間違いない❗️
言耶が出てくると安心感がある…(〃´-`〃)
これでもか、これでもか、と端から疑問点出して端からぶった斬っていくスタイルは読んでいて気持ちいいです。
しかも『密室の如き籠るもの』に関しては、もう、お見事としか言えない……‼️
(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
ブラボー❗️
短編で隙間時間も言耶に癒されたい…💕
おすすめです‼️ヽ(´▽`)/
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